ヘア&メイク長井かおりから、これまで「常識」「鉄則」としてお伝えしてきたメイクテクやコスメの選び方に変更と訂正のお知らせです。マスク時代を経て、変わっているんです!! たった1箇所、メイクを更新するだけで、今っぽく美しく仕上がる、メイクのコツをご紹介。今回は、お粉編です。


vol.6 大人のベースメイクには、セミマットなお粉が正解!

 

左は、ツヤのあるリキッドファンデーションのみで仕上げた肌。中央は、それにフェースパウダーを軽く重ねた肌。右は、同じリキッドファンデーションで仕上げた肌の上にマットなフェースパウダーを重ねた肌。ほどよくフェイスパウダーを重ねた中央の肌にはハリ感が出ているように見えませんか?

 


大人の肌は、ほのツヤくらいが上品で、ハリ感もでる!


韓国女優さんの肌のようなツヤツヤの肌が一大ブームになり、肌のツヤ=みずみずしさ、若々しさの象徴として、「大人肌こそツヤ!」というのが常識になりつつありました。フェイスパウダーを塗るとどうしても「粉っぽくて厚ぼったくなり、老けて見えるのでは?」というイメージから、お粉を使わずにベースメイクを終える方も多いかもしれません。

しかし、マスク生活もあいまって、さらりとしてベタつかない肌が今っぽい! ということで次々に優秀なお粉が誕生しています。昨今のコスメの中でも、特に進化が著しいのがフェイスパウダー。量が多いので1つ買うとなかなか使い切れないので、もしかしたら昔のイメージで止まっているかも……。ぜひ最近のお粉を試してみてください。おすすめはほどよくツヤを残せるセミマットで、軽い質感のパウダー。つけ方のコツさえ掴めば、パウダーなしのぬるぬる・テカテカのツヤとはひと味違う、さらりと清潔感があって、ハリを感じるほのツヤ肌に仕上がるんです。

リキッドファンデーションのみで仕上げた肌。ツヤ感は抜群ですが、少しぬるっとして、凹凸感が目立ち、全体的に緩んだ印象にも。マスクによるヨレや崩れも気になるところ。
こちらは、リキッドファンデーションの上から最新のフェイスパウダーを軽く重ねた肌。適度にツヤ感を残しつつ、さらっとなめらか。全体的にピタッと引き締まってハリ感のある肌印象に。マスクをつけても、ヨレたりくずれたりしにくくする効果も。
ちなみにこちらはマットなお粉をたっぷり塗った肌。ファンデーションは全く同じものを使っているのに、一気にお疲れな印象に。ちなみに、大半の方はお粉をたっぷりつけすぎているので、塗り方にも要注意です!
 
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