「自分の正しさ」を押し通す夫との付き合い方


パートナーが「自分の正しさ」を押し通そうとする場合は、どうしたらいいのか。もし、そんなパートナーに反論して、自分の正しさを主張したら、争いが起こるだけです。
争いごとは、基本、お互いの正義感のぶつかり合いであることが多いもの。だから、どっちも「自分が正しい」と主張し合っていたら、折り合いをつけられないでしょう。

先ほど説明したように、「自分の正しさ」を押し通す人は、何かしらの恐れやトラウマを抱えていることが多いです。
それは他人がどうこうすることはできず、本人が気付き、自己を癒し、改善するしか、方法はないのかもしれません。

個人的には、そういう相手とは「一度、離れるしかない」と考えます。
結局、自分の思い通りにしようとする人は、コントロールできる相手がいる限り、支配をし続けます。
つまり、自分がいるから、相手の支配力がより強まってしまっていることもあり得るのです。
たとえば、わがままな人も、受け止めてくれる人がいることで、どんどん甘え、自己中心的な要求が強くなってきますしね。

 


実は、“共依存の関係”であることも


実は支配欲の強い人は、「依存体質の人」と縁が深まりやすいものです。もし「強い存在に頼り、従っていると楽」という気持ちがあると、自分の足で立たずによりかかってしまうので、結びつきやすくなります。

たとえ支配したがる相手と別れたとしても、自己を変えないまま新たなパートナー選びをすると、また自分を思い通りにコントロールしてくる相手にひっかかってしまうことはよくあることです。
もし今のパートナーのことを愛し、今後、もっと健全な関係を築きたいのであれば、まずは自分が精神的に自立するしかありません。

人をコントロールする人も、実は依存体質。相手を通して、自分の望みを叶えようとするところがあります。だから、相手が思い通りにならないと、怒るのです。
支配する人と支配される人の“共依存の関係”を改善させるためには、ともに精神的に自立する必要があります。そのためにも、まずは自分が自立したほうがいいでしょう。

逆に、自分が支配的な性格である場合は、どうしたらいいのでしょうか。次のページで紹介します。