ビートたけしから学んだ、人生を楽しむという思考法

後輩に対し、自然にリスペクトを寄せる国分さん。当然、人生の先輩たちにも尊敬の念が尽きません。

「憧れは、ビートたけしさん。たけしさんっていろんなことをやられていますけど、肩書きは何ですかと言われたら、『ビートたけし』なんですよね。それって本当にすごいこと。僕も若い頃はアイドルと呼ばれて、今は会社をやって、いろんなことをやってきましたけど、肩書きは『国分太一』。そうみんなに認めてもらえるのが理想です」

 

たけしさんとは『たけしのニッポンのミカタ!』『レベチな人、見つけた』と13年間もの間、共演してきました。たけしさんを間近で見てきたからこそ、その偉大さには敬服するばかりだそう。

「たけしさんってすごいじゃないですか。好きなことされていて、素敵な人生ですよ。しかもこの間、Netflixで『浅草キッド』を観て、若い頃はもっとすごかったんだっていうのを目の当たりにして。でも、普段のたけしさんはそんなところを一切見せないんです。楽屋では大好きな数学の本を夢中になって読んでいる。そういうところに憧れます」

たけしさんからは、人生観そのものも多大な影響を受けました。

「僕が人生を楽しむと言っているのも、たけしさんを見て思ったことなんですよね。たけしさんは監督として世界で評価されて、ピアノも弾けて、本当にすごい才能ばかりなのに、くだらないことが大好き。そこがめちゃくちゃカッコいいし、僕もいちばん大切にしたいところ。自分が楽しんでいるのを見て、周りに楽しんでもらう。それができる人はなかなかいない。とてもたけしさんには近づけないですけれども、たけしさんを見て感じたことを大切にこれからも人生を楽しんでいきたいと思っています」