一家全員コロナ罹患手記「子持ちがコロナにかかった話」が反響を呼んだ3児の母・餡蜜桃子さん。今春、育休から新卒入社した広告代理店に復職、今一度自らのキャリアを見つめ直している餡蜜さんが、近頃注目の「副業マッチングサービス」を体当たりでレポートします。

前回に引き続き、マッチングサービスは、スポットコンサルティングに特化したサービスを提供する「ビザスク」を深掘り。コロナ禍に伴うリモートワークの普及を機に、ビザスクでアドバイザー登録し活躍中のIさん(40代半ば、国内トップメーカー人事部門勤務、ご主人と息子さんおふたりの4人暮らし)のケースをご紹介します。


本業:副業=8:2程度。職業柄副業が出来ないご主人に羨ましがられる


アドバイザー登録後、2年弱の間に50件以上のコンサルティングを経験したIさん。リピーターや長期での契約も発生しているのだそう。凄い数ですが、それでも本業:副業=8:2程度の配分で従事されているのだとか。時間配分はどうしているのでしょう?

1時間単位でスポットコンサルティングを提供する「ビザスク」(写真提供:ビザスク)

「私の勤め先は消費者の皆様に広くあまねくお使いいただく商品を出しているという特色から、競合しなければ副業してOK! という風土なんです。働き方もフレックス制度がかなり浸透しており、本人の裁量で働く時間を決めることが出来ます。そのため時間に縛られることなく本業の学びのために副業の時間を確保したりと、すべてを自分の仕事、研鑽の場だと捉えて時間を分配しているんですよ」とのこと。

 


では実際に副業をしてみて本業にどのような影響があるのでしょうか?
「長くひとつの会社に勤めているため、自分では当たり前だと思っていた考え方や手法がとても有り難がられることだったのだと気付くことが度々あります。逆もしかりですね。今はコロナ禍でなかなか実際に顔を合わせる機会は持てませんが、副業を通して異業種交流をバーチャルに体現したり、見聞きした他社の事例を本業の参考にさせていただくことも多いです。飲みにこそ行けませんが、お話が盛り上がりすっかり仲良くなってしまってSNSで繋がったり、様々な情報を交換したりと楽しい面もいっぱいあります」とのこと。

ちなみに忙しくも楽しそうに働くIさんのご様子をみて、職業柄副業が出来ない旦那さんは羨ましがっているのだそうです。職場でも仲間や後輩たちに「副業って勉強になることが多いよ~」とお話することもあるとのこと。現場では実際、若手社員がUberEatsの配達員をエクササイズのために、副業として始められたという驚きの報告もあったそうです。

 
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