先日、NHKで放送された『みんなの更年期』という番組を視聴しました。特に画期的な改善法が紹介されるわけではないのですが、同世代の女性たちが皆様々な更年期の症状に悩んでいて、それをオープンに話し合える環境を会社や家庭で整える機運が高まりつつある。そのことを知れたことだけでも、勇気がもらえて良かったです。体調やメンタルの不調の辛さを吐き出せて、それを受け止めてもらえるだけで楽になることってありますものね。
生理と一緒で、更年期の症状や重さもひとそれぞれ。だからこそ、女性同士でもなかなか話しづらかったり、理解されなかったりすることも。そんなわけで、今回は、更年期について語ったセレブたちの言葉をご紹介したいと思います。
大丈夫、悩んでいるのはあなただけじゃないですよ!
グウィネス・パルトロウ(49歳)
「更年期障害には非常に悪いイメージがあり、それを変えていく必要があると思います。私たちの社会には、お手本にしたいと思えるような更年期障害の女性の素晴らしい例はまだないのです」
「更年期症状の影響で女性が苦しみ、人間関係が崩壊するという話を毎日耳にします。閉経期にあることがわかったら、それらの症状に対処し始める、いい機会です。それは将来の健康状態について考え始めるにもいい時期で、心臓病や骨粗鬆症のリスクを減らすよう努力することは、何であれいい結果をもたらしてくれるはずです」
「私は今、閉経期の真っ只中にいます。何もかもが不規則な状態で、常に驚いています。私の感情はとっ散らかっていて、ホルモンの仕業は、本当に、笑っては済ませないくらいのものだわ。 時々、私は自分がロープにぶら下がったテザーボール(アメリカの遊具のこと)になったように感じるの。コントロールが効かず、自分自身をぶち壊してしまいそうで怖いのです」
47歳で更年期に入ったグウィネスは自分が声を上げることで更年期の女性たちをサポートできると考え、更年期について語り始めました。自身のライフスタイルブランド「GOOP」でも、更年期の症状を緩和するサプリメントを販売しています。
キム・キャトラル(65歳)
「(更年期を)恥ずかしいとは思わないわ。それは子供を持つのと同じくらい自然なことよ。それは人生の一部なの。更年期はホルモン的に私たちを構築するものであり、化学的には、私たちをコントロールするもの。自然界のあらゆるものと同じように、種は植えられ成長して実を結び、しばらくすると老化し、やがては誰もが死を迎えるというだけのこと。
あなたは疑問に思うでしょう。『私はまだ魅力的で、人を惹きつけることができて、女らしくいられているだろうか?』『人生の次の章には何が待ち受けているのだろう?』と。更年期がタブーとされる理由の一つは、私たちがそれについて話さないからじゃないかしら。女性たちにとっては今のところ、医者にそれを話すことさえ恐ろしいことなの。 私は女性たちに手を差し伸べて、人生のこの時期についてもっと学ぶように勧めたいのです」
次回、後編に続きます!
前回記事「アバクロが「全米で最も嫌われるブランド」になるまでを追ったNetflixドキュメンタリーが配信開始!」はこちら>>
Comment