観ると元気になれるお仕事ドラマ『悪女(わる) ~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~』
少々ポンコツだが元気で明るい新入社員、田中麻理鈴(今田美桜)。大手IT企業「オウミ」に就職するが、会社の地下にある「備品管理課」に配属され、クールな先輩社員・峰岸(江口のりこ)に「ここは姥捨て山」「あなたは何も期待されてない」と言われてしまう……というストーリー。
やる気と元気だけはある麻理鈴が、物おじせずいろんな人に話しかけていく様子はドキドキするけれど、あまりに面白くて思わず声を出して笑ってしまうシーンも。はじめは煙たがられてもまっすぐにぶつかって相手が変わるきっかけを(自覚なく)与えている麻理鈴を見ていると、なんだかこちらも元気をもらえます。登場人物も観ている側も、はじめは引いてもいつの間にか彼女に引き込まれてしまう、ある意味人たらしなのかもしれません。おしゃれで今時な印象のある今田美桜さんが、おかっぱ頭のちょっとダサめな主人公を演じており、CMで挟まれるおしゃれに決めた今田さんとのギャップがすごいです。
クールな峰岸さんですが、一人でいるとき麻理鈴があの手この手で付きまとってきたのを思い出して思い出し笑いしてしまったりするかわいさがあります。もともとは出世頭だったらしい彼女に過去何があったのかも気になります。
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キャラの魅力とテンポ良いギャグ感がいい『ナンバMG5』
ヤンキー一家に生まれ、中学では超有名ヤンキー高のアタマ(トップ)を張っていた主人公・難破剛(間宮祥太朗)のひそかな願いは「普通の高校生活を送ること」だった。家族に内緒で悪名高い市松高ではなく、その隣の白百合高校に入学。家からはツンツンに立てた金髪ヘアに白い特攻服を着て出かけ、途中のトイレで黒髪学ランに着替えているのだ。何だかんだとケンカに巻き込まれ、学生服姿と特攻服姿を演じわけている剛の今後はいかに? というストーリー。
ビジュアルを見て「ヤンキーものか」と敬遠する方もいるかもしれませんが、表の顔と裏の顔を行き来する主人公の奮闘ものとしても楽しめる作品です。間宮祥太朗さんは実年齢28歳で高校1年生役には本人も驚いたそうですが、ヤンキー姿も真面目な学生服姿も違和感なくハマっています。演技力でどんな役にも説得力を持たせられるのは、さすが間宮さんだなと思います。
彼のみならず、脇を固める共演陣も魅力的。クラスメイトの藤田深雪(森川葵)はヒロインポジションなのだが、正義感が強すぎで不良たちのケンカについてきてしまったり、ブスと言われてキレる一面も。『賭ケグルイ』の振り切った演技が好きだった方にはぜひチェックしていただきたいです。自信家で悪い男が好きという個性的な同級生・守田巻(富田望生)はもはや存在だけでも面白いのですが、モテるという理由で南ちゃんばりのレオタード姿を見せてくれたり、今後の動向も気になります。市松高校の一匹狼・伍代直樹(神尾楓珠)はクールでかっこよく、はじめは敵かと思いきや剛の秘密を知っても他の人にバラさなかったり、彼なりの美学がありそうです。今後いい仲間になれるのかも気になります。
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