ミモレの婦人科かかりつけ医(と私が勝手に呼んでいる)高尾美穂先生の連載が本になります。
連載「高尾美穂先生に教わる女性ホルモンと人生のこと」は、昨年9月にミモレでスタートしました。
最近では「婦人科でお股を見せるのが恥ずかしい人に知っておいてほしいこと」「婦人科検診は閉経後も受けるべき」という記事に大きな反響が。読んでくださった方も多いのではないでしょうか。
先生が好きな言葉は「大丈夫」なんだそうです。
先生が教えてくれるのは、生理や更年期、婦人科の病気のことだけではありません。
「閉経したら女じゃなくなっちゃう」「セックスレスに悩んでいる」「夫や子どもがいないことが不安」など、モヤモヤした悩み。それら全部に愛をもって答え、かならず「大丈夫」って言ってくれるんですよね。
一応編集長なので、誰よりもゲラを早く読ませてもらえるのですが、読んだ感想はまず、本当にミモレらしい本!
誰も置いていかない、阻害しない本なのです。結婚していてもいなくても、子どもがいてもいなくても大丈夫。最初から最後までエールを送られているような一冊になっています。
漠然と不安に思っていた更年期やホルモン治療、閉経後のこと、なんとなく我慢してやり過ごしていた生理のこと、肌荒れのことなど。読み終わったら霧が晴れるように心が落ち着いていました。
静かな湖面のように心が落ち着いたあとに、湧き上がってきたのは「近いうちに婦人科に行きたい」ということ。
今までも婦人科のかかりつけ医の先生はいたのですが、これまで棚上げしていた不安や悩みについてちゃんと相談したいと思いました。具体的には生理中の貧血と目眩や、閉経後の骨量のことなど(骨粗鬆症の家系なので)。
婦人科に行こう、というだけではなく、読み終わるとなにかを始めたくなる、そんな本になっていると思います。
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