夏に向けて気温もいよいよ上がってまいりました。肌とメイクも夏支度……の前に、今や冠番組クイーンのマツコ・デラックスさんを例に、好感度計画を練ってみませんか?

マツコ・デラックスのヘア&メイク変遷。好感度のヒントが満載!_img0

2013年ごろまでダウンヘアが多かったと記憶しております。写真左は2019年の資生堂 「ハイブリットファンデ」発表会。写真右は2014年、ダウンヘアから現在の定番、洗練の盛りスタイルへの移行期です。この頃、場合によっては、肌のツヤがテカリに見えてしまうことも⁉︎ 唇も色なしヌーディのツヤ仕上げというわりとチャレンジングな選択。2016年ごろは、ほつれ毛とおくれ毛のないピシッとしたまとめ髪になったけれど、盛りの高さは今ほどありませんでした。お団子ヘアなんかにも挑戦しており、“ちょっと可愛いお相撲さん”キャラみたいな感じの時も。今は面白いだけでなくゴージャスな感じがあって、見ていて気持ちが上がります♪ 写真左:つのだよしお/アフロ 写真右:読売新聞/アフロ

 


最初にテレビに出てきたときは、異端の存在からスタートし、基本的には「お相撲さん!」「どすこーい!」としていじられておられました。それが今や、好感度の指標ともいえる大手化粧品の広告にも出演済み、卓越した言葉のセンスや企画提案力、人柄が窺い知れるCMメイキングのYouTubeも大人気です。かくいう私も、毎週土曜日の楽しみは、Tverで1週間のマツコさん出演番組を見ることだったりします。

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ほつれ毛、後れ毛の一切ない高盛りヘアは、黒柳徹子さんとも、韓流ドラマ時代劇の貴族女性ヘアともかぶります。“デラックス”とは豊かさ、黒髪の豊かさなのでしょうか。ここ1年でさらに盛りに高さとバリエーションが出ています。定番があるからこそ、バリエも生まれるのですね〜。で、やっぱりツヤすぎないセミマットの肌は正装感があります! マウスの公式ホームページより。


元々、美容の専門学校を卒業しているマツコさんですから、ビューティの知識は十分におありのはず。
特に最近は、パープルのドレスと合わせたモーブ系リップ、赤ドレスに合わせたオレンジリップなど、「私も今すぐマスクを外してリップメイクを楽しみたい」欲を刺激され。マツコさんの顔まわりを華やかに彩る大振りピアスを見ると、「今すぐ顔周りに映えるピアスを買いたい」欲を刺激されるのです。

今や面白さだけでなく、美容欲にまで火をつける存在に!
でも、すべてはマツコさんの髪型が変わってから。

人気がお茶の間にも広がり始めた2014年ごろ、視聴者から「髪を下ろしていると落ち武者感……」、番組スタッフからは「髪を上げている時の方テンションが高くコメントが冴えている」というような指摘を受けたそうです。しかも微妙に視聴率にも影響しているかも? 説が浮かび上がったとき、ダウンスタイルは一切なしになったとか。

40代で、“今”の自分のスタイルといえる髪型が決まるのは大きい! 
たしかに高さがないまとめ髪の時は、お相撲さんのマゲのようでした。そして、盛りヘアとツヤを排除したセミマット肌、つけまつ毛、大振りピアスが定番に。このスキのないゴージャスな“武装モード”がマツコさんの自信をさらに生んだのかもしれません。変遷をまとめてみますと、そこから見えてきたのは……!

 
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