占いを通して運命のバイオリズムを学んだ青木さん。ミモレ世代が理想的に、そしてハッピーに過ごすために、大切にしたほうがいいことは?

「僕が20代~30代半ばくらいまでは、モードの世界にいる女性たちは、ハイファッションに身を包んでも、深夜残業したのちにラーメンを食べる……みたいなアンバランスなライフスタイルが日常でした。でも、30代後半になった彼女たちは、生活の質を見直したり、結婚・出産したり、女性としての幸せを考えることにもきちんとフォーカスし始めたんです。実際、今はそういう時代の風が吹いてますよね。だから、丁寧に毎日を暮らしている人のほうが、がぜん魅力的に見え出すんです。

40代以上の素敵な女性は
見た目を磨くとともに、きちんと「印象」も育てている


特に、40代に入ると、本当に女性は見た目だけではないなと思います。その人の発するオーラとか印象、それがその人の人生の“答え”になっちゃう。

だからこそ、40代からは“印象が7割”と思って。そして、印象は育てるものです。

印象を育てることの一つを紹介すると、『人の思い』って、良くも悪くもその人の中に入っていってしまう。例えばアイドルの子。『この子、可愛いな』って、それが何万人単位からの思いを受けるわけだから、一気にキレイになっていくんですよね。

自分がどういう印象の女性になりたいか、まず、考えることがとても大切だと思います。そのとき、人からどんな言葉をもらっているかを考えるのもヒントになります。「落ち着いているね」とか「いつもニコニコしているね」とか。具体的にミューズをたてるのもいいですよ。その人の行動や発言を真似してみるだけで、確実に一歩近づけます。

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「お子さんがいらっしゃる方は、子どもにどんな言葉をかけるかで、その子の印象、オーラが変わっていきますよ」

また、上質なタオルにこだわることも、印象を整えてくれます。女性は、水から上がって最初に肌に触れるものから運を得るそう。あとは、化粧ポーチをキレイにしておくのも大切です。メイク道具は肌に直接触れるもの。だから、ポーチが汚いとその人は不潔な印象になります。古い化粧ポーチを使っていると徐々に古い顔になってしまうことも。そして、下着は肌触りのよいものを選んでほしい。女性は肌からいろんな情報を得るそうです。20代まではおしゃれで肌あたりの悪い素材もがまんできるけど、30代以降は着心地に敏感になっていくのも納得です。

気持ちが塞いで、気持ちの切り替えができない時は、人が楽しんでいる場所に身を置くこと。そういう場所にいればテンションが上がります。テンションが上がるって、『気が上がる』という意味だから、テンションが上がっていつもワクワクしている人のほうが、フレッシュな印象を保つことができます。

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「人からどんな言葉をもらっているか、考えてみるのも印象を育てるヒントになります」

いろんな占いの記事を担当してきた経験から思うんですが、人生のピークを50代にもってこれたら幸せですね。50代から!と思えば無駄に焦らなくてすみますし、その先の人生を考えたら、理にかなっている。

そのために40代から心がけておきたいのは、“器を広げる”ことです。これも印象を育てる方法の一つですね。驚かれるかもしれませんが、毎日食事に使う器も自分の器(キャパシティ)に影響するそう! 小さな器で食べていたらいつまでたっても人の器も広がりません。旦那様の食事は小さな器に山盛り……というのは、旦那様の器を小さくするもっともやってはいけない行為です(笑)。毎日使う器を見直して、人生のステージに見合ったものに買い替えましょう。それが、日常のベースを広げていくこと=器を広げることにつながります。特に、今年は“ベース”の年なので、日常アイテムを見直すチャンスです。

人からかけられる言葉もひとつひとつ大切にして、あなたの印象を大切に育てていってくださいね」

≫青木良文さんの新連載「今日も大吉!!」は、こちら。気分がアガるハッピーアクションを紹介しています。ぜひご覧ください!

■プロフィール
青木良文/エディター
「FIGARO JAPAN」など女性誌を中心にファッションと占いのエディターとして活躍。
感度の高い発信型セレクトショップ「Drawing Numbers」のプロデュースやファッションブランドとのコラボなど、発信の場はますます広がっている。大人気の李上幽竹さん、石井ゆかりさんなどのページも手がける。
インスタグラムは
@aokiyoshifumi

撮影/目黒智子 文/藤本容子 構成/川良咲子(編集部)

 
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