「私、お金にならない仕事はしない主義なの」

放送中のドラマ『元彼の遺言状』では、お金に対する欲望を隠さず、クライアントのためならどんな悪どい手を使っても”勝ち”にこだわる弁護士・剣持麗子を演じる綾瀬はるかさん。圧倒的に強めなキャラと、おいしそうにごはんを食べる姿が印象的です。

バラエティーや紅白司会などで話している様子を見ると、ご本人はおっとりしているのに、強い女役がやけにハマる綾瀬さん。この記事では、彼女がいろいろな”強い”役を演じた作品や役どころ、それぞれの魅力をご紹介します!


ドラマ『元彼の遺言状』(2022)

『元彼の遺言状』だけじゃない!いつだって「強い綾瀬はるか」から目が離せない!_img0
TBS系にて月曜夜10時~放送中

お金にならない仕事は記事冒頭でご紹介したセリフでぴしゃりと断り、誰が相手でも物おじしない麗子は、元彼・英治(生田斗真)の死をきっかけに出会い、雑用係として雇う篠田(大泉洋)への態度も高圧的。高級なコートと高いヒールに身を包んだ、甘さを封印した強めメイクもかっこいい。きつめではあるのですが観ている側が不快になるわけではなく、歯に衣着せぬ物言いは見ていて気持ちがいいです。「自分らしさとは?」ということで悩む人も多い中、そんな段階になく自分を貫く麗子にちょっと憧れます。

 

お金になる仕事しかしないと言いつつ毎回殺人事件に巻き込まれ、不本意ながらも真実に気づききっちり事件を解決するところ、さらにやっともらった契約が篠田のせいで駄目になってしまうなど貧乏くじを引きまくっても決してめげないところは、見ていて勇気をもらえます。

 

個人的にいいなと思うのが、大食いな麗子が食事するシーン。食べっぷりの良さとおいしそうに食べる様子に、同じメニューが食べたくなってしまいます。

お金への欲望に素直な麗子ですが、6話では彼女がそれだけを基準に仕事しているわけではないことがわかります。大企業の仕事を得られるチャンスだったが、今回の容疑者である社長の息子が自分に嘘をついたことから「嘘をつく人とは仕事できません」と自分から断ってしまいます。再びタイトルがストーリーに効いてきて、今後の展開も楽しみです。