とどまることを知らない韓国ドラマブーム。その中毒性の高さゆえ、ストーリーにハマるのはもちろんですが……なんと言っても女性を魅了するのは、見目麗しき韓国俳優たち。
韓国ドラマに没頭しながら、疑似恋愛でこっそり恋心を満たしている方も多いと聞きます。
当記事は、韓国料理エッセイストでもあるライター・小澤サチエが、韓国俳優やドラマの魅力を語ります。
「40歳」という年齢を節目のように考える人は多いと思います。
ライターの私も、そのうちの一人。昨年40歳になりましたが、「40」という数字にはずっしりとした重みがあります。39歳だった一年間は、「来年はついに40代になってしまう……」と動揺し、怯えていました。
それは私だけでなかったようで、昨年は、同級生の誰かが誕生日を迎えるたびに大騒ぎ。「ついに行ったのね、私もすぐそっちに行くから」「待ってるよ」なんていう会話を繰り返していたのを覚えています。
実際なってみるとなんてことはなく、夏には41歳になりますが、今年の誕生日は平穏に迎えられそうです。それでもあの時は、40代という未知の世界に足を踏み入れるのが怖くて仕方がなかったのです。
韓国ドラマ『39歳』のタイトルを目にしたときに思わず惹きつけられたのは、私自身がそんな風に、不安と共に39歳の年を過ごしたからかもしれません。
『愛の不時着』以来のソン・イェジンの主演ドラマとしても注目を浴びた本作品は、放送当時、特にアラフォーたちの間で“とにかく泣ける”号泣ドラマとして話題になっていました。
ドラマの中心となる人物は、ミジョ、チャニョン、ジュヒという39歳の女性たち。高校時代から大親友の3人ですが、第一話の冒頭で、この3人のうちのひとりが最後に命を落とすことが明かされ、物語が進行していきます。
40代になるわずか一歩手前の、39歳。たくさんの女性が本作品に夢中になったのは、「39歳」という年齢が、私たちにとっても特別なものだからなのかもしれません。
次ページではドラマ『39歳』に、アラフォー女性が深く共感する理由に迫ります(一部ネタバレを含みます)。
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