お菓子缶の魅力にハマること45年。とうとうお菓子缶専門書『素晴らしきお菓子缶の世界』も出してしまうほど、お菓子缶をこよなく愛している中田ぷうが、おすすめのお菓子缶をご紹介します。

今月ご紹介するのは、見るだけで気分がアガってしまうようなかわいいお菓子缶7つ。 お味はもちろん、“目の保養”になると間違いなしです。

 


老舗佃煮屋さんが作る「くるみのおやつ」

くるみのおやつリス缶(白)入り(メープルシロップ大野醤油黒糖生姜カラメル珈琲)各¥756(すべて税込)、くるみのおやつリス缶(イエロー)入り(クランベリー&パパイヤバナナチップ&黒糖)各¥864(ともに税込)/大畑食品

「くるみのおやつ」を作る大畑食品は、1936年に佃煮製造業として、石川県金沢市で創業。でもなぜくるみ? と思いますよね。確かにくるみはミネラルや食物繊維が豊富で、良質な油も持つスーパーフード。そんなくるみの良さを昔の人もわかっていたのでしょう。

金沢では、“いつまでも若々しく健康でありますように”と願いを込めてくるみを食べる習慣が昔からあると言います。その歴史は古く藩政時代から、霊峰白山に自生するクルミを拾い、お殿様に献上していたと伝えられています。そんな背景を持つ土地だからこそ、「くるみのおやつ」は生まれたんですね。

 

「くるみのおやつ」は、炒ったくるみをキャラメリゼ風にしたもの。フレーバーのバリエーションも多いので、選ぶ楽しみもあります。そしてこの缶のデザイン性の高さ! ただかわいいのはなく、意匠を凝らした高いデザイン性が目を惹き、カメラマンやデザイナーにこの缶のファンが多いのも頷けます。

 
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