60歳──この年齢に特別な意味を感じている人は多いと思います。特に会社勤めをしている人とっては、定年退職して生き方を変えるか、そのまま同じ職場で働き続けるかの選択を迫られる大きな節目となるでしょう。
ただ、60歳以降の生き方を、「なってから考えればいい」と悠長に構えている人はあまりいないでしょう。早い人なら40代から具体的なプランを立てているのではないでしょうか?
果たして自分の思い通りに60歳以降を生きることができるのか? そもそも60歳の人にはどのような景色が見えているのか? それを知る手がかりとなるのが、人気エッセイスト・岸本葉子さんの著書『60歳、ひとりを楽しむ準備 人生を大切に生きる53のヒント』です。
今回は、60歳の等身大の生き方や考え方をつづった本書をベースに、著者の岸本さんにインタビューを敢行。ファッションや美容、健康に対する現在の岸本さんの考え方や、60代以降の人生を楽しむためのコツなどをうかがいました。
著者プロフィール
岸本葉子(きしもと ようこ)さん:エッセイスト。1961年、神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学教養学部卒業。会社勤務を経て、中国・北京に留学。帰国後、執筆活動に入る。ライフスタイルの提案や旅のエッセイなどで、広い年代から支持を得ている。著書に『がんから始まる』(文春文庫)、『エッセイの書き方 読んでもらえる文章のコツ』(中公文庫)、『モヤモヤするけどスッキリ暮らす』(中央公論新社)、『ひとり上手』(だいわ文庫)、『岸本葉子の「俳句の学び方」』(NHK出版)、初の句集『句集 つちふる』(角川書店)など多数。
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