中高年のための「性交痛対策」

「年なんだからセックスは無理!」はもう古い。中高年の性生活は「痛み」対策しながら充実できる_img3
 

性交痛対策は、次のようなものがあります。自分でできるケアから、病院で医師の診療を受けるものまでさまざまです。自分に合った対策を考えてみましょう。

 


1 女性をリラックスさせる「オキシトシン」を出す
強すぎる摩擦・強すぎる前戯は、体を緊張させる一方です。パートナーの反応を確認しながら、ソフトなタッチで愛撫を行うとC線維(せんい)という神経が刺激されて、愛情・愛着を感じるホルモンのオキシトシンが、脳から大量に放出され、快楽を感じます。

2 デリケートゾーンケアを日常的に行う
女性ホルモン、エストロゲンの急激な減少により、加齢とともに子宮や腟の萎縮が進み、腟も濡れにくくなります。そのためにも日ごろから保湿等のデリケートゾーンケアを行い、酸素や栄養がデリケートゾーンにしっかり届くようマッサージしましょう。

3 潤滑剤をたっぷりと活用する
濡れないまま挿入すると摩擦で性交痛を引き起こします。ためらわず潤滑剤をたっぷりと活用しましょう。

4 心因性が考えられる場合は、カウンセリングも手
パートナーの思いやりが一番ですが、場合によってはカウンセリングもオススメします。中高年以降は、セックスでは「挿入にこだわらない」ことも人生を豊かするカギとなります。