問題は、単に「スマホを置くこと」ではない


食事中にテーブルにスマホを置こうが、置くまいが、それだけのことであれば相手が不愉快に思う可能性は低いものです。
だから、単に礼儀やマナーといった話ではなく、一番、相手が気にすることは何かと言うと、「自分(との時間)を大切にしてくれているのか」ということなのです。

そもそもテーブルにスマホを置く人の心理としては、「メールが来たらチェックする気でいる。電話が来たら(相手によっては)とるつもりでいる」=「相手との食事(会話)よりも優先にしてもいいことだと思っている」ところがあります。

誰もが「自分のことを大切にしてほしい」と思うもの。そして、多くの人が忙しい中、時間を作って、相手に会っているのです。
だから、相手が自分との食事中に他のことを優先にしたり、「心ここにあらず」の状態でいたりすると、残念な思いを抱いてしまうこともあるでしょう。
それは、相手が一緒に過ごすひと時を楽しみにしていた場合は、なおさらのこと。「自分が相手との時間を大切にしているのと同じくらい、相手も大事に思ってほしい」と思う人は、多いですしね。

 

一緒にいると心地いい人は、「目の前の人を大切にできる」


「一緒にいると心地いい」と思われる人には、いくつかの共通点があります。なかでも、「目の前にいる人を大事にできる」というのは、大きなポイントです。

他のことが気になっている状態で人と過ごしても、自分も楽しめないし、相手に不愉快な思いをさせてしまう恐れがあります。
お互いが一緒にいることに集中していると、心を深く通わせられるもの。そういう濃い時間を相手が求めている場合は、大変な状況の中、時間を作って会ったのだとしても、心では仕事が気になっているようなら、「物足りなさ」を感じさせてしまうでしょう。下手したら、「それっきり」になってしまうことも。
それでは、せっかく忙しい中、時間と労力を費やしたのに、無駄になるどころか、マイナスになってしまうでしょう。

「一緒にいると心地いい」と思われる人は、他にも大切なことができています。次のページで紹介します。