現在、私はオスのセキセイインコ(あいちゃん・2歳)と一緒に暮らしています。その生活は、まるで同棲生活のようなんです。
あくまでも、私とあいちゃんの話なので、全てのインコを飼っていらっしゃる方と同じというわけではありませんが、もしかしたら、インコを飼ったことがない人にとっては、初めて知ること、驚くことがあるかもしれません。


インコは常にぺアでいたがる

 

セキセイインコは、全長20センチくらいの小さな鳥ですが、人間の2歳児程度の知性があると言われています。また、とても愛情深く、かなり意志疎通をとってきます。

うちの場合は、私が在宅で仕事をすることが多いというのと、とにかく活発な性格のインコのため、ちょっと特殊な飼い方かもしれませんが、寝るとき以外は、あいちゃんを部屋にほぼ放し飼いにしています(※ケージにも自由に戻れるようにしています)。
なので、あいちゃんは自由に部屋を飛び回り、好きな場所で遊んでいます。

 

とはいえ、狭い家なので、いつもお互いに「相手がどこにいるのか」を把握しながら、過ごしている感じです。
特にあいちゃんは、私を「つがい」だと思っているので、基本的には同じ空間にいることを好みます。
だから、私が部屋を移動するとついてくるし、トイレにもついてきます。

実は、これは、あいちゃんだけではなく、人間を好きになったインコならではの行動のようです。
書籍『インコのひみつ』(著:細川 博昭/イースト・プレス刊)にはこういったことが書かれています。

<馴れて、いっしょに暮らす人間が大好きになったインコには、いつもその人のそばにいたいという欲求が生まれてきます。姿を見ると飛んできて、うるさいくらいにまとわりついたり、果てはトイレの外で出てくるまで待っていたりもします。(中略)
そのインコにとって、飼い主のそばこそが世界でいちばん安心できる場所ということなのでしょう>

ここまで懐いてくれると、自分にとってもかけがえのない家族になってきます。

個体差はありますが、セキセイインコのオスは言葉を話すようになります。我が家では鳥のさえずり以上に、言葉らしき声がよく聞こえています(笑)。
それについては、次のページで紹介します。

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【漫画】インコは“愛情豊かな彼氏”のような存在に
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