「悲観的な一人相撲」をとらない


ねここさん、こんにちは。ご結婚を前に、彼氏さんと子どものことについて「ちゃんと話し合わないと」と思い詰めていらっしゃる様子がひしひしと伝わってきます。40歳になるねここさんが子どもを急ぐ気持ちは、女性として本能的であり、本当に愛する人と巡り会えたからこそ、この人との子どもが欲しいと思えたことは素晴らしい奇跡です。

ですから、今すべきことは、まずは「この人との子どもが欲しい」と思える男性との「結婚」に向かうことではないでしょうか? 

「今すぐは、自由が奪われるから覚悟できない」といった思いを彼から感じるのは、ねここさんの想像であり、彼の発言ではないのですよね。むしろ、真剣に子どもが欲しいと彼に言えば、彼は寄り添ってくれる。そんなふうに思える彼のことを、ねここさんはもっと信頼してはいかがでしょうか。あなたが今陥っている“一人相撲”の原因は、おそらく悲観的な想像を巡らせていることにあるようにも思います。起こってもいないことで彼への愛情や信頼が薄らいでしまうのは、彼にとっても寂しいことだと思います。

ねここさんはきっと、真面目で誠実な方なのでしょう。子どものことについてしっかり膝を突き合わせて話し合い、合意のうえで結婚に進みたい。そのお気持ちはわかります。ですが私は、子どもの話は結婚してからでもいいのは? と感じました。

 

子どもは「彼の夢の負担になる」存在?


彼が30歳とお若いこともあり、年上のパートナーとして「彼の夢を邪魔したくない」という一種の“遠慮”がご相談からは感じられますが、少し冷静になって考えてみてください。そもそも子どもは本当に「彼の夢の負担になる」存在でしょうか? ねここさんが子どもを欲することは「彼の夢を邪魔する」ことでしょうか? 私は決してそうは思いません。

世の中には、当初は子どもはいらないと言っていた男性が、家庭や子どもができたことで仕事に責任感を持てたり、人生がより充実したという方の話はたくさん聞きます。