パラダイムシフトの今、「美の価値観」を刷新し続けてきた美容ジャーナリスト齋藤 薫さんが、注目したいある視点をピックアップします。
これからの時代、地球には「ライトワーカー」の力が何としても必要?
まず、あなたは、他者に尽くせる人ですか? 尽くせる人……と言ってもそれは、つまらない男に尽くして尽くして、いつも損をする人、という意味ではなく、世のため人のため、本当の意味でそれを体の中に息づかせている人。じつはそういう人を、特にスピリチュアルな世界では「ライトワーカー」と呼ぶのです。
私はそれまで、スピリチュアル的なことにはほとんど興味がありませんでした。ところが、奇しくも“風の時代の始まり”に合わせるように、世界中がコロナ禍に陥り、地球規模で世の中が激変してしまうという現実に遭遇し、スピリチュアルの教えも決して無視できないと思うに至ったわけですが、そんな中で知ったのが、「ライトワーカー」の存在。
例えば、何らかの自然災害が起きると、全く迷うことなく現地に駆けつけて、それこそ泥まみれになりながら被災者の家から土砂をスコップで運び出すようなボランティアに参加できる人がいることに、実は常に後ろめたさを感じてきました。
なぜ自分はそういう心を持てないのか。寄付はできたとしても、結局それ以上のことができない、行動に起こせない、そういう自分ってどうなんだろうという想いに、いつもいつも駆られていました。
そして、それができる人はなぜできるのか? 自分との違いは何なのか? 考えるたびに行き着くのは、要するに自分は利他の心に欠けているのだという、シンプルな結論だったのです。
でも、その「ライトワーカー」の存在を知ったとき、なんだそうだったのかと膝を打つ想いでした。自分に都合の良い納得の仕方なのかもしれないけれど、彼らは「ライトワーカー」だからそれを迷わずにできるのだと。
それ以来この「ライトワーカー」に強く捉われ、あの人はライトワーカーだろうか、きっとそうに違いないと、これまでになかった視点で人を見るようにもなっていました。
ただこのライトワーカーについても、ちょっと偏った見方や過激で怪しげな情報も絡んできて、そっくりそのまま信じて良い話なのかどうかは、正直わかりません。でもこれからの時代、そういう人の力が地球にはどうしても必要な気がしていて、絶対にいて欲しいからこそ、信じてみたい気になったのです。
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