4月にスタートした「時間もお金もお得な薬のもらい方」【リフィル処方箋を徹底解説】_img0
 

2022年4月から、1回の処方で最大3回にわたって薬をもらえる「リフィル処方箋」が導入されました。導入から3カ月弱が経ちましたが、いまだに制度自体を知らないという方も多いのではないでしょうか。今回の相談者・里子さんも、つい最近職場の同僚から話を聞いたそうですが、これまで使ったことがなく、自分も使えるのかどうかわからないと言います。話を聞いてみましょう。

 


薬をもらうための診察時間。正直、負担です……


私は神奈川の大船に住むパート勤めの主婦です。半年ほど前から父の病院通いに付き添うようになりましたが、病院と言っても薬の処方がメインなので、どうにかその時間を短縮できないかと考えていました。自宅のある大船から実家の埼玉の大宮までは電車で1本と交通の便は悪くありませんが、往復3時間以上かかる上、交通費も2500円ほどと侮れません。

親の様子を確認できるいい機会なのでそれはそれで必要だと思っていますが、月に1、2度、パートの休みの日が病院の付き添いで終わってしまうのも何だか少しもったいないと。

父は以前から高血圧で、いわゆる生活習慣病の治療のために薬を服用しています。診察はいつも「お変わりありませんか?」「いつものお薬出しておきますね」「食生活にも気を付けてくださいね」と数分で終わります。それでも待ち時間は軽く1時間以上かかってしまうので、特に検査がない時は、薬だけでももっと先々の分までもらうことはできないかと感じていました。

そんな話を先日パート先で話したら、同僚の1人が「最近1回の診察で3回分のお薬を受け取れる仕組みが始まったみたいよ」と教えてくれました。父の場合も、1回の診察でそんなに長期間の薬を処方してもらえるのでしょうか。

 
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