ヘア&メイク長井かおりから、これまで「常識」「鉄則」としてお伝えしてきたメイクテクやコスメの選び方に変更と訂正のお知らせです。マスク時代を経て、変わっているんです!! たった1箇所、メイクを更新するだけで、今っぽく美しく仕上がる、メイクのコツをご紹介。今回は、メイクのお直し編です。


vol.16 
スマートな大人のお直しに、おかえりなさい、「あぶらとり紙」!

 

夕方、「メイク直しをしよう」と思ったとき、あなたがいつもしている方法はどちらでしょう? 右写真のように“くずれた部分にファンデーションを重ねる”という人が多いのでは? 一方左写真は、テカリやすい部分に“あぶらとり紙をあてている”ところ。「あぶらとり紙は、若い子が使うものでしょ?」と懐かしい気分になった人もいるかもしれません。でもこれから長井流のお直しはあぶらとり紙+コンシーラーを推奨します!

 


特にジメジメシーズン、
皮脂は適度に取った方がキレイ!


「大人の女性の肌は乾燥しやすいので、テカリや皮脂もツヤとして活用して、油はとりすぎないほうがいい」という風に聞いたことのある人も多いのでは? なんとなくこれが常識となりつつありました。長井調べによると、「油を生かす」のと手軽さも兼ねて、テカった部分にそのままパウダリーファンデーションを塗ってカバーするという方が案外多い! そういう方にメイクスポンジを見せてもらうと、油とファンデーションが絡まった焦げたコロッケみたいな状態になっている場合もちらほら。衛生的にも見栄え的にもスマートではありませんよね。しかも、どんどんファンデを重ねることで、当然厚塗りになり、また汗やマスクでドロドロになり……負のスパイラルに陥りがち。
やっぱり、大人だって皮脂は出ますし、マスク×ジメジメでテカリ・ベタつきが出やすい今の季節、適度に皮脂はオフしたほうがさらりと快適な肌にお直しできます。
マスクによって皮脂が過剰に出やすくなっているというデータもあるそうです。

夕方、テカリやくずれが気になる部分はパウダリーファンデーションを重ねてカバーしていませんか? すると、どうしても厚塗り感が出ますし、すぐにマスクで蒸れてドロドロ……なんて場合も。
学生時代の頃のように、べっとりこってり油を取る必要はありませんが、Tゾーンなど毛穴が詰まりやすい部分中心に、あぶらとり紙を軽くあてて油分をオフ。実はメイクのヨレもおさえられて、しかもスッキリ感もありますよ!
 
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