「イガリメイク」と呼ばれるほどにオリジナリティ溢れる、イガリシノブさんのメイク術。実は、メイクに迷いが生じる大人にこそ、目から鱗なメソッドが詰まっています。初回のゲストは、元テレビ朝日アナウンサーの竹内由恵さん。アナウンサーという職業柄、なかなか冒険できなかったというメイクを、竹内さんの愛用コスメを取り入れつつ、イガリさん流にアップデート。2ルックめの今回は、新色コスメを使ったメイクを紹介します。
Q2.
大人のピンクメイク、どうすればいい?
「いつも無難なブラウンメイクになってしまうので、鮮やかなアイカラーなどにも挑戦してみたいと思っています」と竹内さん。
「とはいえ、濃すぎるメイクも苦手なので、何をどう取り入れればいいか知りたいですね。自分らしいけどトレンドをキャッチしていて個性が際立つメイクに憧れます」(竹内さん)
Before
After
タレント 竹内由恵さん
テレビ朝日アナウンサーとして数々の番組MCなどとして活躍したのち、2019年結婚を機に退職。2021年に男の子を出産後、フリーランスに。現在は、旦那さんの勤務地である静岡で生活。東京と静岡とを行き来しつつ働くワーキングウーマン。
Point1
メイクの主役は目元。ピンクブラウンでまとめて
メイクのテーマは、秋の新色アイカラー。ベリー系やピンク、パステル、ベージュトーンのコスメが並ぶなか、今回は、竹内さんご自身の私物との親和性もあるピンクブラウン系をピックアップ。「普段使っているカラーと近しいものを選ぶのが取り入れやすくておすすめ」とイガリさん。長年愛用しているというシャネルのアイカラーの色味に合わせ、メイクの主役はピンクニュアンスのあるパレットに。
写真左:シャネルのアイシャドウは、竹内さんの定番カラー。今回は、右上のカラーをベースとして使用。
写真右:(右から)ニュアンス アイライナー 106 ¥3300/SUQQU(7月22日限定発売)
ルナソル アイカラーレーション EX23 ¥6820/カネボウ化粧品(限定発売)
アイシャドウのベースには、私物のシャネルの右上をアイホール広めに塗布。上からルナソルの右下のカラーを二重幅に重ねてグラデーションに。下まぶたにもルナソルの右下カラーをなじませ、目元全体をピンクニュアンスの囲み目に。スックのアイライナーはまつ毛の隙間を埋めるように引く。
Point2
シェードカラーで目元の彫りを深めて全体を引き締める
「ピンクという色味はやっぱり膨張して見えやすい色。だからこそシェーディングを入れて引き締めるのが大事」とイガリさん。ルナソルの左から2番目のカラーを、アイシャドウを塗った眼球の窪み(ガイコツゾーン)を囲むように眉頭・眉下・黒目下にシェードを入れるだけ。影色により目周りが前に飛び出るように見え、ピンク特有のぼんやり感にキリッとした印象を与えるのはもちろん、主役となるアイメイクを立体的に見せる効果も!
シャドウを入れるのは3箇所。使うのはアイブロウパウダー。ルナソル スタイリングアイゾーンコンパクト ¥4620/カネボウ化粧品
① 眉頭から鼻根にかけての骨部分にスポット的に入れる。ここに影をつくることで目元の彫りが深まり、ピンク色が締まった印象に。
② 眉下は、眉の下辺に沿って細くシャドウを入れる。くぼみのあるガイコツゾーンに色がのらないように、細く入れるのがポイント。
③ 目の下は、Point1でメイクした下まぶたの色を持ち上げるように黒目の下にのみうっすらシェードを入れる。
Point3
血色パーツは丸く塗る、これだけで可愛らしさアップ
右から:リリミュウ ヴェールグロウチーク 03 ¥1980/コージー本舗
フーミー ヌメリップ ポシェミンピンク ¥1430/Nuzzle
ピンクが持つ可愛らしさを引き立てるため、リップは丸く塗るのがポイント。「竹内さん自身もパーツの丸みが際立つ方だし、ピンクが持つ可愛さも引き立てたかったのでリップとチークは丸を意識して塗りました」とイガリさん。
「この時口角にまでリップを広げないこともポイント。フーミー ヌメリップを唇の中央にだけ色をのせることで真ん中がぷっくりして立体的に見えるんです。さらにアゴ先にも丸くふわっとリリミュウのチークをつけています」。顔全体にまぁるい赤みを宿し、全体をまとめます。
目元に大胆に色を使ったメイクは、それだけで華やかな印象。「新しいコスメもいつものアイテムと組み合わせればこんなにしっくりなじむんですね!」(竹内さん)
「らしさ」はそのまま、メイクでがらっと変化!
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問い合わせ先/
カネボウ化粧品 tel. 0120-518-520
SUQQU tel. 0120-988-761
Nuzzle tel. 0120-916-852
コージー本舗 tel. 03-3842-0226
衣装問い合わせ先/
エステラケー contact@estella-k.com
アルパカと花 bouquet.du.coton@gmail.com
ヘア&メイク/イガリシノブ(BEAUTRIUM)
撮影/榊原裕一
スタイリスト/平田雅子
構成・文/畑中美香
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