写真:(左)写真:Anthea Simms/Camera Press/アフロ、(右)写真:Abaca/アフロ

今年は異例の早さで梅雨明け宣言。急に訪れた夏のスタートに何を着ようかと悩むという声をよく耳にします。涼しく過ごせるワンピースにばかり頼ってしまいがちだけど、そればかりだとおしゃれ心が鈍ってしまい、つまらない。そんな時にサラッと涼しく着られるシャツは本当に便利なのです。おしゃれな3都市流のコーディネートをスタイリスト福田麻琴さんと考えるこの企画、4回目の今回はシャツの着こなしをご紹介します。

 

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白シャツを3都市流に着回し!

シャツ¥28600/デパリエ(デパリエ ニュウマン新宿店)

MAKOTO’Sコメント


「どの都市でもマダムたちが大好きな白シャツ。同じ白シャツでもボタンの留め方、袖のまくり方、ジュエリー使いに小物合わせで大きく変化するアイテムでもあります。もちろん、さまざまなボトムスとの相性も抜群。『そして年齢を重ねてシャツが似合うようになった』なんて声も聞こえてくるほど人気です。3通りに全く異なるイメージで変化を楽しめますよ!」



これぞパリジェンヌの王道。
白シャツに真っ赤な小物が映えます


 Paris 

「パリジェンヌの差し色といえば“赤”。リップもネイルも小物もくすみのない真っ赤をよく目にします。シンプルな配色だからこそできる色合わせ。そんな色使いで年齢を問わず、いつまでもフェミニンさを漂わせるのがパリ流。真っ白なシャツをフェミニンテイストに変化させられる方法のひとつです」

 


パリジェンヌのフェミニンさを
お手本にした着こなし

 

シャツ¥28600/デパリエ(デパリエ ニュウマン新宿店) デニム¥36300/ロエフ(ユナイテッドアローズ 原宿本店) バッグ¥8800/ケッシュ ル エッセンシャル フラットシューズ¥39600/レペット(ルック ブティック事業部)

ベーシックアイテムをナチュラル&フェミニンに着こなすのがお得意なパリジェンヌ。ナチュラルテイストの代表格、ラフィアのバッグが特徴のコーディネート。媚びずに自分が心地よいと感じるスタイルをするのがパリジェンヌのフィロソフィーです。そんなテイストを再現してみました。


圧倒的存在感を出せるのが
ミラノマダムのおしゃれ


 Milan 

「お値段以上のおしゃれに見せるのが得意なミラノマダム。YGのジュエリーやアクセサリー、靴、サングラス。とにかくおしゃれ経験値も高いんです。ベースはコンサバだけれど、遊び心があるファッション、ちょっと気取った素敵な場所に行く時にこんなスタイルを真似したいですよね!」

 

ブローチ使いで小技を効かせて
大人のおしゃれを楽しむのがミラノ流

 

シャツ¥28600/デパリエ(デパリエ ニュウマン新宿店) パンツ¥34650/ヨーコチャン サングラス¥41800/アイヴァン(アイヴァン 東京ギャラリー) ブローチ¥9450/アビステ バッグ¥145200/J&M デヴィッドソン(J&M デヴィッドソン 青山店) フラットシューズ¥30800/ファビオ ルスコーニ(ファビオ ルスコーニ ルミネ有楽町店)

ミラノマダムはどこかに色っぽさやエレガントさを漂わせるのがお得意。そんな彼女たちをイメージしてコーディネートしてみました。ポインテッドトゥのフラットシューズは今年らしいフォルム。そして色っぽい雰囲気が出せると思っています。さらにポイントはブローチ。ブローチを上手に使えるとおしゃれ経験値が高いなーと思います。そして、あえて一番上までボタンを留めればコンサバ感が出ます。胸もとを開ければより女らしさが漂います。


サラッとシャツを羽織って
きちんと涼しげなスタイルに


 NY 

「足もとはビーサンだけどカーディガンではなくシャツを羽織ると変化のあるファッションが楽しめます。機能的でカジュアルだけど、ラフすぎず“どカジュアル”にならないのがNYスタイル。ミラノ流だったらインナーがキャミ、パリ流だったらワンピースにシャツを羽織るかもしれません」

 


黒を効果的に効かせて
クールな印象にまとめるのがNY流

 

シャツ¥28600/デパリエ(デパリエ ニュウマン新宿店) Tシャツ¥14300/ハイク(ボウルズ) パンツ¥17500/コス(コス銀座店) ベルト¥20900/アー・ペー・セー(アー・ペー・セー カスタマーサービス) バッグ¥82800/メゾンヴァジック(ヴァジックジャパン) サンダル¥20900/マチュアリー(ビームス公式オンラインショップ)

黒のベルト、黒のバッグ、黒のサンダルと小物はすべてブラックでまとめました。でもあくまでも分量は少なめ。重くも暑苦しくもなりません。白・ベージュ・そして黒という3色だとミニマルで、ちょっとマニッシュなスタイルが完成します。首元があまり開かないTシャツにシャツを重ねるのがマニッシュさをさらに演出。レイヤードの仕方もNYスタイルを意識したコーディネートにしました。

大人になって改めてシャツの魅力を感じている私たちmi-mollet世代にぴったりな3都市流コーディネート方法。いかがでしたか? 次回、7月6日にスニーカーの3都市スタイルをお届けします!

【写真】デニム、スニーカー、シャツ…定番アイテムを3都市流に着回し!
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協力社/
アイヴァン 東京ギャラリー tel. 03-3409-1972
アビステ tel. 03-3401-7124
アー・ペー・セー カスタマーサービス tel. 0120-500-990
ヴァジックジャパン tel. 03-6447-0357
ケッシュ ル エッセンシャル tel. 050-5218-3859
コス銀座店 tel. 03-3538-3360
J&M デヴィッドソン 青山店 tel. 03-6427-1810
デパリエ ニューマン新宿店 tel. 03-6380-5541
ビームス公式オンラインショップ www.beams.co.jp
ファビオ ルスコーニ ルミネ有楽町店 tel. 03-6268-0538
ボウルズ tel. 03-3719-1239
ユナイテッドアローズ 原宿本店 tel. 03-3479-8180
ルック ブティック事業部 tel. 03-6439-1647
ヨーコチャン tel. 03-6434-0454


撮影/魚地武大
スタイリング/福田麻琴
構成・文/金沢由紀子

 

 

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