この数年、自粛ムードが続いたことで、オシャレして出かけることも少なくなっていましたよね。「そろそろファッションも楽しみたい」そんな気持ちになっていませんか？ とは言っても全て新しい服に取り替える必要はありません。手持ちの服をいつもとは違ったコーディネートにすれば気分を一新できるんです。パリへの留学経験を持ち海外のファッションにも詳しいスタイリスト福田麻琴さんに、誰もが持っているアイテムをパリ、ミラノ、NYというテイストが違う都市をイメージして3通りの着回しコーディネイトを作ってもらいました。第２回めは夏の定番、きちんと感のあるベージュのリネンジャケットです。ジャケットを着るべきシーンの参考にしてみてください。
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ノーカラーリネンジャケットを3都市流に着回し！
マニッシュなジャケットを
フェミニンに仕上げるのがパリ流
Paris
マニッシュでスタンダードなフォルムのチェックのジャケットをスカートに合わせているのがパリテイストだと思いました。さらに、チェックのジャケットだから無地のTシャツを合わせたくなるところを、難しく感じるロゴTシャツに合わせていて。そのバランスの取り方がさすがです。
パリジェンヌのロゴTシャツの
取り入れ方を参考に
ジャケット¥93500／ハイク(ボウルズ) Tシャツ¥12100／アー・ペー・セー(アー・ペー・セー カスタマーサービス) スカート¥91300／エブール(エブール GINZA SIX店) バッグ¥156200／J＆M デヴィッドソン(J＆M デヴィッドソン 青山店) スニーカー¥12100／ナイキ スポーツウェア(ナイキ カスタマーサービス)
「肩の力が抜けたジャケットスタイルを作るのがパリ流。ロゴTをインナーに着るだけで、ナチュラルな雰囲気が溢れ出します。また、NYやミラノ流はパンツのイメージですが、パリスタイルは断然スカート合わせ。全体をフェミニンで可愛らしくまとめます。また、色を使わず、ロゴも１色のみで控えめに。ロゴTシャツに躊躇する大人の女性が着やすいスタイルに仕上げました」
ミラノ流はYGジュエリーと日焼け肌で
ジャケットを華やかに
Milan
夏にはヴァカンスで日焼けしたマダムが大ぶりのYGジュエリーを付けているイメージの強いミラノスタイル。日焼け肌さえもアクセサリーのように着こなす力はさすがです。奇をてらった着こなしではないけれど、ジャケットの袖のまくり方、そこに見えるジュエリーなど見習いたいですよね。
ジャケットを主役にするのが
ミラノスタイル
ジャケット¥93500／ハイク(ボウルズ) Tシャツ¥9350／カオス(カオス表参道) パンツ¥29700／ウェアラウンド スロー、ストール¥27500／スロー(ともにスロー) ピアス¥9790／リリーズ(フォーティーン ショールーム) サンダル¥24200／ファビオ ルスコーニ(ファビオ ルスコーニ ルミネ有楽町店)
「ジャケットの下はオール白でまとめることで、ジャケットを主役にしたスタイルが完成します。夏でもきちんとした場所に行かなくてはいけない時に、涼しげな印象にもなります。それだけでは遊び心がないので、あえてビーサンを合わせなました。もちろん、ただのビーサンではなく、ミラノマダムらしくエレガントなシャイニートング。大人の女性らしいエレガントなジャケットスタイルです」
NYのジャケットスタイルと言えば
スニーカー合わせ
NY
NYの人たちはとにかく歩く！私たちmi-mollet世代女性も歩かなくては！（笑）ということで、すぐにでも真似したいスタイルがコレかもしれません。もともとある概念を崩して着るのが彼女たち。パンツスーツに斜めがけのバッグとスニーカー。合わないと思っていたものを掛け合わせて新しいスタイルを作り上げるのが得意な人たちなのです。
NYテイストに取り入れるのはやっぱり
スニーカーと斜めがけ
ジャケット¥93500／ハイク(ボウルズ) Tシャツ¥6380／シンゾーン(シンゾーン 表参道店) パンツ¥29700／サクラ(インターリブ) サングラス¥47300／アイヴァン 7285(アイヴァン 7285 トウキョウ) ネックレス¥8800／エイチアッシュ(フォーティーン ショールーム) バッグ¥141900／J＆M デヴィッドソン（J＆M デヴィッドソン 青山店） スニーカー¥12100／アディダス オリジナルス(アディダスお客様窓口)
「セットアップよりカジュアルに着こなせ、おしゃれさが増すのは同系色のパンツをグラデーションのように取り入れるコーディネート。ウエストがドロストになっているパンツのなどのゆるっとしたテイストとジャケットのきちんと感という絶妙なバランス感覚がNYテイストの取り入れたいところ。シンプルで余計なアクセサリーなどは不要、服でキマるスタイルです」
ジャケットを着るシーンで役立つ3都市流コーディネート。いかがでしたか？暑い夏でもだらしなく見えないのがリネンジャケットの魅力です。是非取り入れてみてください。次回、6月28日は「チノパン」の3都市流スタイルをお届けします。お楽しみに。
【写真】デニム、スニーカー、シャツ…定番アイテムを3都市流に着回し！
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協力社／
アイヴァン 7285 トウキョウ tel. 03-3409-7285
アディダスお客様窓口 tel. 0570-033-033
アー・ぺー・セー カスタマーサービス tel. 0120-500-990
インターリブ tel. 03-6416-1861
エブール GINZA SIX店 tel. 03-6274-6915
カオス表参道 tel. 03-6432-9277
カレンソロジー 青山 tel. 03-6419-7899
シンゾーン 表参道 tel. 03-6433-5837
スロー tel. 03-6434-9096
ナイキ カスタマーサービス tel. 0120-6453-77
ファビオ ルスコーニ ルミネ有楽町店 tel. 03-6268-0538
フォーティーン ショールーム tel. 03-5772-1304
ボウルズ tel. 03-3719-1239
J&M デヴィッドソン 青山店 tel. 03-6427-1810
撮影／魚地武大
スタイリング／福田麻琴
構成・文／金沢由紀子
第１回「【定番デニム】パリジェンヌ、ミラノマダム、ニューヨーカーの３テイストで妄想コーディネート！着こなしのコツは？」＞＞
MAKOTO’Sコメント
「ここ数年注目を集めているのがジャケットスタイル。中でもリネン素材のジャケットは大人女性に勧めたい1着は持っていたいアイテムです。夏のカジュアルなアイテムをクラスアップしてくれ、涼しげな色と素材は合わせやすく便利です。カーディガンよりきちんとしたい時には着るだけで心も整うジャケットの力を借りてみては？」