写真:(左)Anthea Simms/Camera Press/アフロ、(右)REX/アフロ

暑い夏だからこそ「リラックスしながらおしゃれを楽しみたい」という声をよく聞きます。そんな時、着ていて疲れず、ちょっとドラマティックな表情も作れるマキシ丈のスカートの力は偉大!  さらに風をはらめば涼しさも感じられるので、実は夏におすすめの一枚。気恥ずかしくなく、シックにまとまる大人のふんわりマキシ丈スカートの着こなしを福田麻琴さんに聞きました。

 

関連記事
・厚底シューズにローライズパンツ。パリジェンヌに学ぶトレンドアイテムの取り入れ方【海外スナップ】>>

・夏のワンピース、小物は何を合わせる?ファッショニスタのお手本コーデ【海外スナップ】>>


マキシ丈スカートを3都市流に着回し!

スカート¥24200/アルディーノアール

MAKOTO’Sコメント


「暑い夏、時にパンツのコーディネートに疲れることもありますよね。ふんわりしたマキシ丈スカートは気になる下半身のあらゆる箇所を包み込んでくれる強い味方。トップスは小さめにまとめて小物で遊ぶだけで表情豊かにコーディネートできるんです。風が吹いた時に揺れる裾もドラマティック。穿いていて楽しくなるアイテムです」



流行りに左右されずに楽しむ
パリスタイルの王道


 Paris 

「流行に左右されすぎないのもパリジェンヌのファッションの良さだと思います。どの時代でも素敵と思われる服のバランス作りを知っているんです。このスタイルもカゴバッグをメインにした、ちょっとノスタルジックな夏スタイルです」

 


いつものシャツが無造作な
表情に早変わり

 

スカート¥24200/アルディーノアール シャツ¥28600/ジョン スメドレー(リーミルズ エージェンシー) ネックレス¥14850/ファシアータ(フォーティーン ショールーム) バッグ¥3740/マリー・ルイーズ(ラヤン) ストール¥26400/ブルーバード ブルバード(ウエスト) サンダル¥4400/イパネマ(シードコーポレーション)

「小物遣いで遊びました。足もとはヒールで女らしくまとめているのに少女な雰囲気のバスケットを合わせて、テイストをミックス。そして、ココがポイントなのですが、いつもの白シャツを前で結んでみました。それだけで無造作感が出るんです」ちょっとした無造作感に可愛らしさが漂うのを知っているパリジェンヌ。さらにモノトーンでも可愛くまとめるのがパリ流です。


シックで女らしい表情にするのが
上手なミラノマダム


 Milan 

「何より肌を見せる分量の計算が上手なミラノマダム。この女性はシャツの胸もとや、まくった袖の肌感が絶妙。さらに足を見せながらもフラットサンダルで女らしさのバランスを計算。おしゃれ経験値の高いファッションに仕上がっていますよね。夏の焼けた素肌も効いています」

 


アニマルプリントを上手に
取り入れられるのもミラノ流

 

スカート¥24200/アルディーノアール ブラウス¥22000/マルモア(DMC) ピアス¥24200、ブレスレット¥59400/アダワットトゥアレグ バッグ¥26400/シィメ(ヤマニ) サンダル¥20900/マチュアリー(ビームス公式オンラインショップ)

ベージュやブラウンなどミラノマダムは茶系の使い方が上手。黒のふんわりスカートに茶系を合わせたややコンサバなスタイルに。そして大ぶりなピアスやバングルで華やかに仕上げます。そこにアニマルプリントを上手に取り入れたら、ミラノらしさが漂うスタイルに。仕上げにビーサンで抜け感と今っぽさを演出して。

シンプルコーディネートで
スカートの存在感を引き出すのがNY流


 NY 

「白のTシャツにふんわりしたマキシ丈スカート、というスカートを主役にしたスタイル。ヘアもタイトにまとめ上げて、凛とした印象をつくっています。余計なものを入れない、NYのミニマムなコーディネートの代表」

 


スニーカーを合わせて
ボーイッシュさも出したNY風スタイルに

 

スカート¥24200/アルディーノアール ノースリーブ¥9500/ノーク(クロスプラス) サングラス¥53900/アイヴァン 7285(アイヴァン 7285 トウキョウ) バッグ¥28600/オーマイバッグ(クオリネスト) スニーカー¥37400/デイト(ティースクエア プレスルーム)

シンプルなストレートシルエットのノースリーブカットソーは今年っぽいアイテムのひとつ。黒いマキシスカートは上をミニマルにすると、スカートもクールに穿けます。カラーフレームのサングランスと配色スニーカーの辛口小物を足して。色々なもので飾らない潔さと余計なものをプラスしない削ぎ落としたクリーンなスタイルがNYらしい。

穿くだけで気分がアップするドラマティックなふんわりマキシ丈スカートの3都市コーディネート。いかがでしたか? あわせるトップス、着方次第で大きく変化を出すことができるので、色々な表情を楽しんでくださいね。次回は7月14日に第7回目「白ワンピース」をお届けします。

【写真】デニム、スニーカー、シャツ…定番アイテムを3都市流に着回し!
▼右にスワイプしてください▼


協力社/
アイヴァン 7285 トウキョウ tel. 03-3409-7285
アダワットトゥアレグ tel. 050-5218-3859
アルディーノアール
ウエスト tel. 03-5772-1551
クオリネスト tel. 03-6273-3536
クロスプラス tel. 03-3669-5205
シードコーポレーション tel. 03-6709-9662
DMC tel. 03-6455-0738
ティースクエア プレスルーム tel. 03-5770-7068
ビームス公式オンラインショップ www.beams.co.jp
フォーティーン ショールーム tel. 03-5772-1304
リーミルズ エージェンシー tel. 03-5784-1238
ヤマニ tel. 03-5821-5044
ラヤン tel. 03-3871-1855


※初掲時、記事中の名称・金額表記に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。


撮影/魚地武大
スタイリング/福田麻琴
構成・文/金沢由紀子

 

 

第1回「【定番デニム】パリジェンヌ、ミラノマダム、ニューヨーカーの3テイストで妄想コーディネート!着こなしのコツは?」>>

第2回「 【リネンジャケット】夏の定番ジャケットを主役に!涼しげにきちんと感を出す3都市流のコツは? 」>>

第3回「 【チノパン】定番アイテムの“着こなしヒント“は海外にあり!「頑張らなくていい」ほんのちょっとのコツで新鮮な印象に 」>>

第4回「【白シャツ】パリジェンヌは赤小物、ミラノはブローチ合わせ...いつものコーデが見違える3都市着回し術」>>

第5回「【大人の白スニーカー】海外のおしゃれをヒントに!ナイキで作る「毎日スニーカー」コーデ」>>