片づけを行う時に“ときめくかどうか”の基準で残すモノを決める「こんまり®︎メソッド」を編み出し、片づけによって人生が変わることを伝え続けているこんまりこと近藤麻理恵さん。こんまり®︎流片づけのコツを伝授するWEBマガジン「片づけの学校」では、人生を上向きにする片づけ方法があらゆる角度から紹介されています。本連載【こんまり®流・片づけ術】ではその内容を抜粋してお届けしていますが、今回はこんまりさんが考える「洋服とバッグの収納のコツ」について紹介します。
目次
・衣類収納は「畳む」か「かける」の2パターン
・収納しても崩れない畳み方って?
・「かける収納」は同じカテゴリーのモノ同士をまとめて
・衣替えは不要!?
・バッグをコンパクトに収納するには?
・「バッグにモノを入れたまま」はNG?
衣類収納は「畳む」か「かける」の2パターン
衣類の収納には、大きく分けて「畳む収納」と「かける収納」の2パターンがあります。それぞれ適したものがありますが、まずは「畳む収納を前提に考えてみて」とこんまりさんは言います。それは、畳む収納の方がはるかに収納力があるから。畳んでしまうと、何がどこにあるのか把握しづらくて、着ていく服がワンパターン化しがちでは? と危惧する方もいるかもしれません。でもそれは、畳んだものを重ねて収納するから起こってしまうこと。こんまりさんはそう言います。
前回の記事で「収納は何でも立てるのがこんまり®流」と書きましたが、こんまりさんはもちろん衣類も立てて収納することをオススメしています。でもその前に、「収納した時に崩れない畳み方」をご紹介しましょう。
収納しても崩れない畳み方って?
こんまりさんの片づけレッスンに来る方の中には、これまで最初から正しく洋服を畳めている方は1人もいませんでした。ですが「正しい畳み方」と言っても難しいことは何ひとつありません。ポイントはたった1つ、「畳み終えた時にシンプルな長方形になること」です。
ショップに置いてある洋服のように、身頃の両端を畳んで縦長の長方形を作ったら、立てられる状態になるまでさらに小さく畳みます。生地が薄いモノはヨタっと倒れてしまうので、小さくキュッと畳み、逆にスウェットのような厚いモノは、大きめに畳むのがコツ。畳み方については、下のイラストや動画、こちらの記事を参考にしてみてください。
■こんまり流・Tシャツ のたたみ方
畳みジワがつくのが嫌で、できるだけ折り畳む箇所を減らして大きく薄く畳む。そうしている方はきっといますよね? でも畳みジワは、洋服の重みで生地がプレスされ、シワが目立ってしまうのが原因。こんまりさんが推奨する「立てる収納」では、衣類を小さく折り畳みますが、上からの重みが加わらないのでその心配はありません。
それからもう1つ。衣類ケースの中に畳んで重ねて収納している方もいらっしゃると思いますが、これは絶対NG!というわけではありません。衣類ケースの中だと中のモノが見えづらいので適していませんが、棚に直接置くのであれば構いません。
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