こんにちは、ブランディングディレクターの行方ひさこです。

ものぐさなわたしの日々をゆるゆると綴っていきます。

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先日の関西出張では、以前から気になっていた京都 清水小学校をリノベーションして作られたザ・ホテル青龍 京都清水へ。

清水寺から徒歩数分のところに位置しているこのホテルの周辺には、国宝や重要文化財を含む名所や史跡が多数点在しています。京都駅からも近く、賑やかな場所にあるにも関わらず、一本入ったところにあるため緑が豊かで周りの喧騒とは無縁のような静けさです。

 

コンセプトは、「記憶を刻み、未来へつなぐ」。

明治2年に開校し昭和8年に移転新築された清水小学校ですが、その校舎の外観はほとんどそのまま活かして、上質なヘリテージホテルへとリノベーションされています。小学校だった頃の写真を見て、驚きました。元々の小学校の建物がものすごくポテンシャルが高い!

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どなたが建築されたのかと伺ったのですが、そこは資料が残っていないとのこと。それにしてもハイセンス! 創立当初はかなり話題になったのではないでしょうか。

傾斜地の特徴を活かして作られた階段の位置や、窓枠など建物の外観など特徴的な意匠を継承しながら、時代にふさわしい快適なホテルに仕上がっています。館内には昔の写真を展示しているスペースがあるので、そちらをご覧になることをおすすめします。宿泊される方はお部屋に写真集がありますよ。

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桜やみかんの木まで当時のままだそう。ポストは少し移動して、現在は使われていませんが、こちらの木陰で存在感を放っていました。


館内散策


学舎だったということで至る所にアートやオブジェが点在していて、館内を歩いて散策するのが楽しいのです。ライブラリーカフェには陶芸家 辻村史朗のペイント、ロビーは次男 辻村唯のダイナミックなオブジェや田淵太郎の「Barbaric White VE」などが置かれています。

こちらは、エレベーターホールにある楽雅臣作の「輪廻」。中庭にある背の高いオブジェも楽作のもの。

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作品の多くは、京都にゆかりのある作家の作品や、若い頃の記憶を呼び起こし、思いを馳せるようなものを選んでいるそうです。何を表しているのか、なぜここに選ばれたのかなど自分なりに推測してみるのも楽しい時間です。

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階段のタイルは以前使用されていたものを参考に新たに焼いたものとのこと。踊り場には、私の大好物の美しいフィン・ユールの椅子が置かれていたりと、あちらこちらにキラキラするものが散りばめられていて、ぼーっと歩いているわけにはいかない空間なのです。

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ライブラリーカフェは、元々講堂だった場所なので、天井が高く窓が大きく、朝日がたくさん差し込む解放感抜群の場所です。シックな色目の家具で気持ちも落ち着きます。バーのようですが、朝食をいただくためのカウンター。次はこちらに座りたい。

天井の梁は当時のものを活かして、そのままに。洋風と和風がうまく入り混じり、素敵な空間を作り上げています。

 
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