コロナの増加は気になりながらも、国内、海外問わず、去年や一昨年の夏休みに比べてウィズコロナで旅行する人が増えているそう。

なかでも、4月から入国制限がぐんと緩和されたシンガポールは、直行便で約7時間。久しぶりの海外旅行先候補として、真っ先に選択肢に上がる旅先の1つです。

 

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念願の海外旅行!今、行くならシンガポールがオススメな理由【プロに聞く最新スポット5選】>>


アジア旅の楽しみは、なんといっても「ごはん」!

実はコロナ禍に入る直前の2020年12月、シンガポールの屋台ごはん「ホーカー」はユネスコ無形文化遺産に登録されました。

そこで、思いっきり現地で「ホーカー」を楽しむ or 現地に行かずとも東京でシンガポール料理を楽しむ方法を、シンガポールに詳しい方々にお伺いしました。

 

そもそも「ホーカー」って何ですか?


海外でも、国内でも、その土地の「ごはん」の裏にある文化や背景を知れば、もっとおいしく楽しく味わうことができます。

世界無形文化遺産に登録されたシンガポールの「ホーカー」も、まさにそれ!

「ホーカー」とは屋台のこと。

シンガポールには、街のあちこちに「ホーカー」を集めた「ホーカーセンター」が点在しています。

屋台といっても、さすがはシンガポール。1970年代に政府主導で整理が行われ、衛生面や景観面は快適です。

屋台村というより、フードコートのような清潔感ある「ラオパサ・フェスティバル・マーケット」。

シンガポール政府観光局の広報担当者によると「シンガポール人は家でごはんを作る習慣がなくて、3食とも外食が基本。シンガポールでは女性の就業率も高く、メイドを雇っている家庭も少なくないため、メイドが調理する場合もありますが、メイドを連れてシンガポールの台所であるホーカーに行くことも一般化しています。なので、シンガポール人にとって屋台料理=家庭料理。貧しい人も、お金持ちも、性別年齢問わず、すべてのシンガポール人が一緒にごはんを食べる『ホーカー』こそが家庭料理なのです」とのこと。

この分け隔てなく全国民が集う家族のようなホーカーの文化が、世界無形文化遺産にふさわしいと認定された理由でしょう。

手軽に食べられる「サテー」もホーカーの定番料理。


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世界無形文化遺産シンガポールの屋台ごはん「ホーカー」を現地&東京で楽しもう
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