とどまることを知らない韓国ドラマブーム。その中毒性の高さゆえ、ストーリーにハマるのはもちろんですが……なんと言っても女性を魅了するのは、見目麗しき韓国俳優たち。
韓国ドラマに没頭しながら、疑似恋愛でこっそり恋心を満たしている方も多いと聞きます。
当記事は、韓国料理エッセイストでもあるライター・小澤サチエが、韓国俳優やドラマの魅力を語ります。
コロナ禍になってから韓国ドラマを観るようになった……という方が多いと聞きますが、当然ながらコロナ禍以前も、名作は数えきれないほど存在します。
本連載ではリアルタイムで話題の作品だけでなく、過去の名作もご紹介。今回は、2019年放送の『椿の花咲く頃』を紹介したいと思います。
2019年の地上波ドラマで最もヒットした作品であり、かつ2020年の「百想芸術大賞」(韓国のゴールデングローブ賞と呼ばれるアワード)では大賞を受賞しました。実は2020年というのは、韓ドラの歴史に残るほど大激戦だった年。ところがなんと、『愛の不時着』や『梨泰院クラス』を抑え、『椿の花咲く頃』が大賞を始め4冠を達成したのです。
※当記事は、作品の内容に関わる記述を含みます。
未婚の母役を演じるのは、アラフォー童顔女優、コン・ヒョジン
『椿の花咲く頃』は、ラブコメでありながら、サスペンスとヒューマンの要素も併せ持つところが醍醐味の作品です。
主人公は、未婚の母ドンベク。子どもを連れてオンサンという田舎町に越してきた彼女は、「カメリア」というスナックをオープンします。町の人たちが全員家族のような小さなコミュニティで、町に溶け込めずに悪戦苦闘する中、地元警察官のヨンシクと出会うドンベク。
一方、オンサンでは6年前に連続殺人事件が起こっていました。未解決となっていた事件が再び動き出し、どうやらドンベクがターゲットにされているようで……というストーリー。
恋と事件が同時に動き出す展開に、たくさんの視聴者が夢中になり、さらに家族の繋がりや親子の愛をテーマにした心温かなストーリーが大きな感動を呼びました。
2019年から2020年に放送された数々の人気ドラマを抑えて、本作品が最も評価された理由の一つが、完璧とも言えるほどのキャスティング。演技派俳優たちが勢揃いしているのです。
主人公・ドンベクを演じるのは、本連載でも以前に「愛されアラフォー女優」として取り上げたことのあるコン・ヒョジン、現在42歳。
ドラマ放送当時は3年前なので39歳でしたが、アラフォーにして最強の童顔を誇るコン・ヒョジン。劇中の年齢設定は34歳ですが一切違和感はありませんよね。
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