好きな物事やライフスタイルがブレない一方で、新しい流行や情報も積極的に追いかけ必要に応じて取り入れる柔軟さも持ち合わせている、漫画家・コラムニストの辛酸なめ子さん。長年、第一線で活躍されていますが、昔からちっとも変わらない、肩の力の抜けた自然な若々しさに、お会いする度に密かに驚愕させられます。多くのアラフィフ女性がぶち当たるであろう「そんなつもりなくても迫力出てしまう問題」とも無縁そうです。
本連載ではなめ子さんが自らのアンテナに引っかかった事象を紐解く過程をコラム＋漫画の形でお届けすると同時に、「アラフィフの壁」を無理なく、軽やかに越えるヒントを読者の皆様に与えられれば幸いです。今回は多くのVIPを顧客に抱える整体師の三島桂太さんを訪れ、心身のゆらぎを解消するヒントを教えていただきました！
ドバイ、イタリア、ハワイ、スペイン、インド等を飛び回る日々
元俳優で元ホームレス、うつや難病という波乱の半生を生きてきた三島桂太さん。恵比寿でご自身が開発された「根本改善美容理論」の施術を行っています。サロンには芸能人やアスリート、経営者なども通っているという、ゴッドハンドの持ち主です。
2年ほど前に雑誌『ムー』で取材させていただき、施術の即効性のみならず、格言や名言を連発する話術にも圧倒されました。きっと三島さんなら、体や心がゆらいでいる女性を導いてくれるはず……と取材させていただくことになりました。
恵比寿のサロンの扉をくぐると、時の経過を感じさせない美肌の三島さんが立っていらっしゃいました。金髪でイッセイミヤケの服に身を包んでいて、待ち受けにしたら美輪様の写真並みの開運効果がありそうです。
「前もっとモッサリしてたのが、女性性が出てきましたね」
と、いきなり率直なコメントが。でも三島さんに言われると、ご神託のように思えてくるのが不思議です。女性性が少し出たというのは、コロナ禍中こもって美青年が出てくるBLドラマなど観まくったからでしょうか……。
近況を伺うと、コロナ禍を感じさせないグローバルなご活躍で、ドバイやイタリア、ハワイ、アメリカ本土、スペイン、インド等を飛び回っているようです。完全に海外などあきらめていましたが……。行けると信じれば海外の扉は開くのでしょうか。スペインは瞑想修行の旅だったそうで、さらにヴァイブスアップ。また、南青山にアートのギャラリーまでオープンしたとのこと。久しぶりにこんなに景気が良い話を聞きました。
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