日常で感じる「ちょっとした違和感」について井戸端会議していくこの連載。ウェブマガジン「ミモレ」とその読者コミュニティ〔ミモレ編集室〕に寄せられた皆さんのモヤモヤエピソードをご紹介していきます。
今日ご紹介するのは、写真とSNSに関するモヤモヤエピソードです。
「集合写真撮るよ~」にソワソワ。SNSにアップされるの困ります
エピソードをお寄せくださったのは、趣味のサークル活動を楽しむナナさん(52歳・ライター)。
ヨガやテニスなど、いくつかの趣味でサークルに入って活動しています。元々親しい友人で集ったグループもあれば、住んでいる区の募集で集まったグループも。いろいろな人との出会いがあって楽しいです。
ただ最近モヤモヤしているのが、集合写真のこと。
活動の後で、「さあ、集合写真を撮りましょう~」と声を上げる人がいつもいるんですよね。最近は若い人だけでなく、同世代の人も気軽にスマートフォンを構えます。
きっとSNSに上げるんだろうな~と思うと(実際にアップされているのを見かけたこともある)、正直なところ断りたい……。みんながみんな身元をよく知っているメンバーばかりじゃないですし、SNSって誰が見ているか分からないじゃないですか。「断りなくSNSに上げないで」とも言いづらく、一人だけ入らないのも気まずい感じ。
後で、「SNSに写真アップしていいですか?」と聞いてくれる人もいますが、LINEグループで聞かれると一人だけ「嫌です」とは言えないです。どう対応すればいいんだろうとモヤモヤしています。
いつでもどこでも写真をパシャリ……。人を巻き込むときはマナーにご注意を
ランチしてパチリ、お茶してパチリ。旅行のような特別なイベントでなくたって、気軽に写真を撮るようになりました。日常を切り取っておいて日記代わりにしたり、SNSにアップして誰かと繋がるきっかけになったり。
趣味のサークル活動なんて、とても素敵な時間の過ごし方です。参加している人にとっては、ぜひ写真に撮っておきたいシチュエーションなのかもしれません。
でも、無断でSNSにアップされてしまうのは困りますね。アップする人の交友関係が全部分かっている訳ではないので、写真が誰の目に入るのか分からない不安は拭えません。ネットにアップされた写真を、後から完全に消すのは難しいと聞きます。何かあってからでは遅いですよね。地域のサークルだとすると、その写真や写真に添えられたキャプションから居住エリアが分かってしまう恐れだってあります。
写真が好きな人・SNSに慣れている人にとっては、写真を撮るのは「楽しいこと」。そんな人たちも誰かと一緒に撮影するときには、周囲の人が感じている不安に気づいてもらいたいですね。
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