日常で感じる「ちょっとした違和感」について井戸端会議していくこの連載。ウェブマガジン「ミモレ」とその読者コミュニティ〔ミモレ編集室〕に寄せられた皆さんのモヤモヤエピソードをご紹介していきます。
今日ご紹介するのは、ママ友のナイショ話に付き合わされてモヤモヤしているというエピソードです。
「この前、一緒にいた男性は誰?」うっかり発言により、ママ友のナイショ話相手になってしまいました
エピソードをお寄せくださったのは、子どもを保育園に預けながら働くマツコさん(39歳・フリーライター)。
数年前からシングルマザーで、日々周囲の人から助けてもらいながらなんとか働いています。住んでいるマンションと子どもを通わせている保育園が同じAさんとも、友人と言うほどではないですが、よい距離感で付き合っていました。
先日仕事でよく行くエリアでランチをしていたとき、お店の中で男性と二人でいるAさんを見かけました。「そういえばAさんの勤務先はこの辺だったな。同僚とランチかしら」と思ったくらいでその場では声はかけませんでした。
後日顔を合わせたときに、ふと思い出して「この前ランチしているところを見かけたけど、一緒だった人は会社の人?」と何の気なしに聞くと、Aさんの顔色が変わりました。その場では「うん、同僚なの」と言われたのですが、その日の夜になって急に長文のLINEが届き、彼が秘密で付き合っている不倫相手だと告白されたのです。
「そうなんだ。そういうこともあるよね」と濁した対応をしたことがAさんに火をつけたのか、以来、彼とのあれこれをレポートのように報告してくるように。私が自由業でシングルマザーなのも、「だからマツコさんは理解がある」と思われているようです。
悩み相談のような惚気のような話を聞くのも辛いですし、正直私は不倫が嫌いです。子供同士が友だちなのに、そんな話を聞くのも嫌です。なのに、なんだかすがってくるようなAさんに冷たくもできません。どう対応すべきでしょうか。
不倫・悪口・ハラスメント…後ろめたさを抱える人は孤独
マツコさん、大変でしたね。Aさんはマツコさんに現場を見られて焦ったというよりも、声をかけられたことをきっかけに「誰かにこの話を吐き出したい!」という気持ちが爆発したのではないかと思います。
Aさんの様子を聞いて思ったのは、後ろめたいことをしている人は孤独なのかもしれないということ。自分がどんなことをしているか、その辛さも喜びも、おおっぴらに人に話せないのですもんね。
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