●旅行
・国内一人旅で、美術鑑賞などをして、ゆっくり過ごす。
・パートで貯めたお金で、家族4人でフロリダのディズニーワールドに行った。

旅は楽しいだけでなく、思い出も残ります。それは「人生を彩るもの」ですよね。
私自身、一番思い出深いのは、インド旅行に行ったことでした。ツアー費用は5日間で20万円ほどしました(その他の費用も入れると、トータル30万円くらい)。
インドはパワフルで、日本とは常識が全く違うところもあり、見たもの、体験したことが初めてのことばかりで、結果的に、人生観まで変えるほど大切なことを学んだ旅になりました。
そう思うと、旅行というのは、「自分の視野を広げ、経験値を増やしてくれるもの」だと思うものです。

その他のご褒美としては……

●外食
・DEAN&DELUCA(ディーンアンドデルーカ)のようなオシャレなお店で贅沢なデリを購入して1人で食べる。
・行きつけのビアバーでサイズアップしたクラフトビールを飲む。

 

●アクセサリー
・40歳の記念にダイヤのネックレスを知人にお願いして作った。25万円くらいした。
・30代最後の誕生日にHum(ハム)の一粒ダイヤネックレスを購入した。

●時計
・自分へのご褒美と「これからもがんばりなさい」という意味を込めて、60万円の時計を購入。
・長女を出産したとき、ロレックスの時計を買った。

など。

少数派のものでは、「推し活。ファンクラブ入会&ファンミーティングに参加」「自宅をリフォームし、キッチンをセミオーダーした」「マイホームを購入した」などがありました。

「高額のご褒美はしたことがない人」が多数


アンケート回答では、「高額のご褒美はしたことがない」という回答が多かったです。確かに、自分で自分にご褒美する場合は、無理をし過ぎると結果的に「自分の首を絞める」こともありますしね(苦笑)。
お金を使い過ぎて罪悪感を抱いてしまっては、ご褒美にならなくなってしまいます。だから、自分の経済状況との兼ね合いは必要です。

ただし、「お金」と「ご褒美」を天秤にかけたときに、ご褒美の“表面的な部分”だけを見てしまうと、「もったいないからやめた」となりがち。
でも、そのご褒美は、単なる「贅沢」でなく、「幸せ」や「自己メンテナンス」、「人生の彩り(思い出)」であることもあるのです。

ご褒美は「自分の機嫌をとる行為」


自分にご褒美をあげるというのは、「少し無理をしてがんばった自分に対して、機嫌を取る行為」であることが多いでしょう。逆を言えば、なにもがんばっていないのにご褒美をあげようとは思わないですしね。

「自分の機嫌を(人にとってもらおうとせず)、自分で取る」のは、大人として大事なこと。それができないと人に八つ当たりをして、人間関係を壊してしまいます。
つまり、自分へのご褒美は、自己のメンタルを整え、結果的に「いい人間関係を築く」ためにも役立つことがあるのです。

ただし、「ご褒美=(金銭的な)贅沢をすること」とは限らないので、決して贅沢な出費活動を薦めているわけではありません。人によっては、「家事も仕事も何もしない時間を持つこと」が一番のご褒美であることもありますしね。
人それぞれ、“自分にとってのご褒美”は違うので、自分が幸せになれることをしたほうがいいでしょう。

実は、今回のアンケートで注目すべきことがもう1つありました。それは、「自分にご褒美をあげた経験がない」と答えた人が、4割もいたことです。
必ずしも自分にご褒美をあげなくてはいけないというわけではありませんが、そこには「ある問題」が隠されているかもしれません。それについては、次のページで紹介します。