数えきれないくらいの洋服を持っており「ミニマムワードローブ」とは程遠かったファッションエディターが、海外移住により、必要に迫られて、限られた服だけで過ごすことに……。その結果、気づいたのは、白と黒のモノトーンの洋服に自分の好きな1色だけを加えた3色コーディネートが便利なこと。コーディネート実例で紹介します。

 

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モノトーン+サクラピンクの約10枚のワードローブで1ヵ月過ごします

賃貸住宅に引っ越す前の仮住まい、airbnb(エアビーアンドビー/略してエアビー)にいる今のクローゼット。

これからしばらくの間お世話になる賃貸住宅には10月に入りますが、今は仮住まい状態。なので、それまでの1ヵ月間は、すべての荷物を出さずに、必要最低限のものだけで過ごそうと決めました。洋服は、約10枚。気候は、日中はまだ半袖OK、朝晩は薄手の羽織ものが必要なくらい少し肌寒いです。

10枚のワードローブは黒、白、淡いピンクだけの3色に絞りました。その理由はこちら。
:これまでの私のワードローブでいちばん多かったのは、黒とネイビー。ネイビーよりも黒のほうが色合わせに悩まないため、今回は黒をベースカラーにすることに。
:黒ばかりだと暗くなりすぎるため、白を少し加えモノトーンコーディネートができるようにしました。
ピンク:黒と白だけでは物足りないので、好きな色を1色足すことに。簡単に華やかな印象になれるピンクを選びました。濃いピンクだと、黒や白と合わせたときに、コントラストが強くなりすぎるため、淡い桜ピンクに決定。私は差し色をピンクにしましたが、ここは自分の好きな色にするのがいいと思います。

では、この約10枚のワードローブを使って、どんなコーディネートをしているのか、一例を紹介したいと思います。

①白×黒のモノトーンコーデ

シャツ/マディソンブルー パンツ/ルフィル バッグ/ノベルティ 靴/ホカ

このコーディネートは、子供がカナダで通う学校のオリエンテーションに行ったときのものです。日本よりはカジュアルな雰囲気で大丈夫だろうと思いましたが、校長先生や先生たちとも顔を合わせるため、モノトーンだけでまとめました。足元は日本ならきれいめなフラットシューズを合わせたはず。でも、こちらでは学校まで歩く距離が長かったので、スニーカーにさせてもらいました。

服がシンプルなぶん、アクセサリーをポイントに

リング/エルメス ブレスレット[上]/リンクスオブロンドン バングル[下]/アダワットトゥアレグ

個人的にはカジュアルすぎる服が苦手なので、少しでもきれいめに見えるように、シャープなシルバーのアクセサリーを重ね付けしてポイントに。服の色もシンプルなので、いいアクセントになってくれます。

余談ですが、リンクスオブロンドンのブレスレットは日本を離れるときに、息子の親友のママ友からいただいたもの。「フレンドシップブレスレット」という名前のものなのですが、息子同士が仲良くなったことがきっかけとはいえ、“フレンドシップ”という関係が築けたことは、私にとってもうれしく、幸せなことでした。

よく歩くので、スーニーカーの出番が増えました

パンツ/ルフィル 靴/ホカ

カジュアルなスニーカーは苦手ですが、まだこちらで車を持っていないので、移動はすべて公共の交通機関と徒歩。公共交通機関は想像以上に発達しているとはいえ、駅から目的地まで歩いて20分以上かかることはざらにあります。なので、スニーカーの出番が格段に増えました。ホカのスニーカーは、形こそスポーティですが、目立つロゴなども入っていないので、主張しすぎないのが便利です。

②全身黒コーデに足元だけ白を効かせて

ブラウス/H&M パンツ/アンフィーロ 靴/ダイアナ

いちばんよくしているのは、全身黒コーデ。足元まで黒にすると重くなりすぎるので、靴だけ白サンダル、白スニーカーにすると、軽やかさを加えられます。

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ぽっちゃり体型エディターの「太っていてもおしゃれしたい」ファッションまとめ
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