「電話恐怖症は私だけ?」コミュニケーション・ツールの選び方

「会議前の雑談が苦手」「いきなりかかってくる電話が恐怖」…そんな私は負け組?“静かな人“の戦略法_img0
 

「はいはい、打合せですね。面談でもWeb会議でも、なんでもいいですよ。連絡方法ですか? なんでそんなこと聞くんですか(笑)。電話でもメールでも大丈夫ですってば」

外向型人間であればこんな風に言うでしょうね。でも、静かな人はそうはいきません。どんなツールを使ってコミュニケーションするかしっかりと戦略を持つことで、仕事のしやすさは格段に変わります。

静かな人には、文字でのコミュニケーションに長けており、電話・面談でのコミュニケーションに恐れや苦手意識を感じやすいという特徴があります。

メールやWeb会議は事前準備がしやすく、静かな人向きのツール。そして各種SNSも、自分のキャラクターをしっかり伝えられるという点で、実は内向型人間の武器になります。一方で、電話は強敵。いつかかってくるか分からず、相手の様子が見えないので、静かな人にはストレスが強いのは想像に難くありません。

 

両方にメリットとデメリットがあるので完全にどちらかに絞るのは難しいですが、できるだけ戦略的に併用することをジルは勧めています。また、電話とうまく付き合うために、「最初に何分自分に時間があるか伝える」「事前にメールで相談内容を送っておき、それに沿って話す」「想定外の質問を受けてもパニックにならず、『後で回答する』と伝える」というアドバイスも役に立つのではないでしょうか。

場当たり的な対応を求められると、静かな人の良さが殺されてしまいます。ツールのせいでネガティブな印象をもたれないために、自衛手段を学ぶことが大切です。


どうか信じてほしい。静かで穏やかな人として、ありのままの自分になれば、あなたのキャリアはきっと変わる。私だって、そうだったのだから。―『「静かな人」の戦略書 騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法』より


「静かな人」に、過度なアピールもはったりも必要ありません。大事なのは「自分を知ること」と「戦略」。環境を整えて、自分のパワーを存分に発揮しませんか。


文 /梅津奏

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