作り込みも演技も素晴らしい良作『オクトー 〜感情捜査官 心野朱梨〜』

【2022夏ドラマも最終章!】9作品徹底レビュー!凸凹バディ、過去の克服ものに良作が多い?!_img0
木曜23:59~日本テレビ系 hulu・U-NEXTなどで全話配信中

個人的にもっとたくさんの人に観てほしいのがこの作品。感情の色が見える捜査官か……と、ちょっと2次元っぽい話なのかなという先入観を抱いていたのですが、作品の作り込みがしっかりしており、違和感なく楽しめる骨太な作品になっています。「感情の色」が見えることによって、はじめはわからなかった犯人の同機や事件の真相が明らかになっていく様子に毎回驚かされます。

主人公の朱梨(飯豊まりえ)がその能力を持つきっかけとなったのは、両親が殺され、姉・紫織(松井玲奈)が感情もない状態で寝たきりとなった事件がきっかけだった。バディを組むことになった風早(浅香航大)も、いろいろと訳アリ。2人の信頼関係が深まる一方で、さまざまな真実が明らかになっていく様子も見どころです。メイン2人はもちろん、脇を固める山中崇や船越英一郎、そして各話の犯人役として登場する面々も実力派ばかりで、演技にうなることしばしば。後半も見逃せない作品です。

 

キーワードは「男女バディ」「過去の挫折やトラウマからの克服」?


豊作揃いの夏ドラマ。今回ご紹介していないものも含め、正反対な男女2人がバディを組むお仕事ものと、主人公が過去に何らかの挫折やトラウマを抱えているものが多い印象です。凸凹だった男女が、仕事を通して歩み寄り、最高のバディになっていく……主題は別にありつつも、ストーリーの進行や仕事、他の人物との関わりとともに過去が明らかになり、克服していく……どちらの要素も視聴者の心にいい意味でひっかかり、背中を押してもらえます。後半戦もさらに盛り上がっていく作品たちに、さらに期待が高まります。
 

どの作品もクライマックスから目が離せない!


ちらほら情報が入ってくる10月期秋ドラマが気になりつつも、夏ドラマの結末が気になります。いろいろと波乱な展開が多いドラマたち、あと数回でどう決着がつくんでしょうか?
最後まで楽しんでいきましょう……!
 

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