2022年9月8日、英国のエリザベス女王(エリザベス2世)が96年に渡る生涯を閉じられました。私は英国に住んだことも、大学でイギリス史を専攻していたわけでもありませんが、英国が、そしてエリザベス女王が大好きでした! いえ、今でも大好きです。
揺るぎない気品と尊厳を持ちながらも、どこかチャーミングで、自国民のみならず、世界中の人たちを惹きつけずにはいられなかったエリザベス女王。今回は哀悼の意を込め、長年、いちファンとして追ってきた“女王が愛した食”についてご紹介させていただければと思います。
意外なほど私たちの身近にある“ロイヤルワラント”
「ウォーカー」のショートブレッドや「マルドン」の塩、「チップトリー」のジャムに見ることができるロイヤルワラントの証。イングランドを象徴するライオンと、スコットランドを象徴するユニコーンが盾を支えているデザイン。
“ロイヤルワラント”とは王室御用達を意味し、英国王室のみならず、王室があるベルギーやモナコ、デンマークでも使われている称号のこと。現在、英国では約800社・900件のロイヤルワラントが発行されていると言います。しかしこのロイヤルワラント、発行者である女王、ないしは王が亡くなった場合、無効となるため、現在のロイヤルワラントも今後変わっていく可能性があるのです(ただし2年以内の猶予あり)。そのためエリザベス女王が発行したロイヤルワラントは、今後永遠に無効となる可能性もあり、ぜひ今のうちに皆さんに女王のが愛したであろう食を覚えておいていただきたいのです!
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