みなさん、こんにちは。
今回は、ファッションディレクターの髙本千晶さんの2ルック目をお届けします。

前回は、マットな質感で全体をまとめ、メイクのポイントは目元においたヌードカラーのメイクでした。
2回目となる今回は、髙本さんのメイクの定番という赤リップを主役にしたメイクを提案。アイテムを変えたとはいえ、同じ赤リップ。髙本さんのデイリーメイクは、クールさやかっこよさが際立っていますが、イガリさんによる赤リップメイクは可愛さが全面に! 
塗るだけでメイクの印象が決まるのが赤リップ、という思い込みを払拭するような、仕上がりです。

【全体に赤みを忍ばせ、大人の可愛らしさが宿る赤リップメイクに!】

 

髙本千晶さん
トゥモローランド デ・プレのバイヤーを経てフリーランスのファッションディレクター&バイヤーとして活動中。この初夏、数年ぶりに仕事でパリを訪れたそう。「数日間の滞在でしたが、やっぱり海外は刺激を受けることが多くてリフレッシュできました」。プライベートでは中学生の息子さんが。

 

【LESSON1】
顔の中央にチークを入れて大胆なイメチェンを


今回のメイクでイガリさんがセレクトしたのは、王道の赤リップ! 

シアーながらもぽってりとした赤リップを演出。リップパラダイス シアー デュー リップスティックS304 ¥4114(ディアダリア)※11月上旬限定発売

赤リップを主役にしつつ、可愛らしさを引き出すために丁寧に仕込んでいたのが、メイクの中でもうひとつの赤みであるチークでした。

「1ルック目がカッコいい感じだったので、今回は可愛らしい印象をと思い、ピンク系のチークをセレクトしました」とイガリさん。
大人のチークといえば、頬骨やフェイスラインを意識して塗るなど、色よりも骨格を補正する役割として選びがちな人も多いはず。けれども、可愛らしさを引き出すには大人もチークに頼っていい、というのがイガリさんの今回の提案。

ブラシにたっぷりとチークを含ませ、ブラシの側面でサッとすべらすように顔の中央に色を置く。上からパウダーファンデーションをブラシで重ねることで、1枚ヴェールをかけたようなふんわりした発色になり、自然な紅潮感が。

「ポイントは、骨格に影響を与えない顔の中央部分にチークを入れること。色が持つイメージをそのまま使ってイメチェンができるんです」
チークをのせる場所は、小鼻から指2本分くらいの顔の中心部分。骨の出っ張りがない顔の中心部に色をのせると、ピンクが持つ雰囲気がそのまま全体の雰囲気になるのだそう。
さらに、上からファンデーションを重ねて発色をコントロールするのもポイントです。

左から:エレガンス パウダーファンデーション(イガリさん私物)、今回は2色のピンクチークをミックスして使用。ブラッシュ カラー インフュージョン 02、03 各¥3850(ローラ メルシエ)
 
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