③ 4連のパール・ブレスレット

ドレスコート/アレキサンダー・マックイーン 帽子/フィリップ・トレーシー クラッチ/スチュアート・ワイツマン グローブ/コーネリア・ジェームズ 靴/ジャンヴィト・ロッシ 写真:ロイター/アフロ

見えにくいですが、実はこの日、もう一つエリザベス女王のジュエリーをお着けになっていたキャサリン妃。それがブレスレットです。手首に着けられているのは、4連に連なったパールのブレスレット。美しい粒とサイズ感がキャサリン妃にとてもお似合いです。

 

④ パールの3連ネックレス

2022年9月17日、バッキンガムパレスにて、英連邦諸国の総督たちを招いての昼食会に出席。 黒のワンピース/エミリア・ウィックステッド 写真:代表撮影/ロイター/アフロ

国葬の2日前、バッキンガムパレスで行われたランチレセプションでも、ブラック・ドレスだったキャサリン妃。シンプルながら、ボディを女らしく見せるシルエットのワンピースのアクセントとなっていたのが、やはりパールでした。しかも3連のロングネックレス!

エリザベス女王といえば、逝去前まで公務で常にお着けになっていたのがパールのピアスと3連のネックレスでした。中でも3連パールネックレスは幾つも所有されていて、粒の大きさや、長さ、また間隔が異なるものなど、シンプルな中に実にこだわりが感じられるコレクションなのです。

そんな女王へ敬意はもちろん、憧れも? と推測しますが、この日初めてキャサリン妃が選ばれたのが、こちらでした。粒は小さめで、間隔もそれほどなく着けやすいタイプですが、しかし長さが一見難しそう……と思いきや、意外にしっくり。しかもこの長さが新鮮にすらみえました。
フォーマルな印象のパールも、一連ではなく3連の方がモダンに。そして洋服に映えるこの長さが、地味に見えず、むしろスタイリッシュな印象にもなるかも……と今回、新たな発見をした次第です。

お洒落アイコンであったエリザベス女王の亡き後も、女王スタイルはこれからも受け継がれ、パールネックレスがトレンドになる可能性も、ありです。