「これが最後の雑誌。これまでやり残したことをすべて出し切りたい」。そういう強い想いで料理家・栗原はるみさんが創刊したパーソナルマガジン『栗原はるみ』。 2022年春に異例の20万部で刊行された創刊号は、読者から「待ってました!」「ずっとそばに置いておきたい」「栗原はるみの今がわかる」と大反響。 そして9月1日に、2号目が発売に。栗原さんのリアルなプライベートを知ることができると、反響を呼んでいます。
栗原さんに見どころや、込めた思いについて、『栗原はるみ』の編集長・片岡が聞きました。
丁寧なひと手間でおいしく変わる
――2号目も、創刊号に引き続きたくさんのレシピが紹介されています。グリル料理やワインのおつまみ、野菜が食べたくなるサラダなど……。色鮮やかなサラダの特集は、見どころのひとつですよね。
サラダの特集では、気軽に少ない材料でできる、定番のシーザーサラダも紹介しています。レタスを切って、ポーチドエッグをのせただけのシンプルなレシピです。
レタスは手でちぎるより、包丁で切る方が良いんですよね。
そこに、オリーブオイルと塩、こしょうとレモンをかけるだけ。卵はゆるめのゆで卵でも、目玉焼きでも、温泉卵でも大丈夫。料理ってやっちゃいけないことはあまりないと思っています。
ポイントは、レタスを氷水でよく冷やして、充分に水切りすること。あとは、熱々のポーチドエッグを。このひと手間で、グンとおいしくなるんですよ。
――温度感が大切なんですね!
そう。熱い、冷たいのコントラストをしっかりつけることが大切です。シンプルなレシピだけれど、ちょっとした手間で味が全然違っておいしくなります。
――メインの特集「私が大切にしていること。」では、お料理だけでなく、毎日の暮らしや器へのこだわりも紹介しています。中でも「メイクはしない」、には驚きました。
栗原さんは肌がとてもきれいですが、秘訣はなんでしょうか?
美容について、なんて図々しいですよね。とにかく化粧水をたくさんコットンに含ませて、保湿を意識しています。歳をとったら、保湿と清潔がいちばん大切。
他にも、わたしのライフワークである「福島の復興支援」についてもお話ししています。皆さんにも、「自分が大切にしていることってなんだろう?」と考えていただけるとうれしいです。
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