菜々緒が30代で直面した“挫折と意識改革”「年齢を重ねれば必ず直面することだと思う」

——『七人の秘書』ではラーメン屋さんに集まる秘書たちの信頼と助け合いが描かれていますが、菜々緒さんがプライベートで信頼する仲間はどんな人たちですか？

菜々緒：大学時代にモデルとして出会った友だちとは今でも仲が良くて、違う業界で働いている女性ばかりですが、何でも話し合える関係性を築くことができています。私と波長が合うので、みんな割とメンタルが強め。職場で理不尽を見かけたら、はっきりと「それは違う」と言えるような人が多いので、人として信頼できるし頼もしい存在です。とはいえ、私から友だちに悩んでいることを相談することはないですけど（笑）。

——それは「自分の人生は自分で決めたい」からですよね。

菜々緒：そうですね。失敗談を共有したり、自分のダメな所を笑い話として語ったりすることはありますが、悩んでいることの解決策をもらうための相談はしないタイプです。結局、誰に何と言われても、答えを決めるのは自分なので。でも、友だちから相談されたら真摯に自分の考えを伝えますよ。一人で生きていく強さは欲しいけど、自分のことしか考えたくないわけじゃないですからね（笑）。

菜々緒
1988年10月28日生まれ。埼玉県出身。2009年より本格的に芸能活動を開始。悪女役を演じたドラマ『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』で数々のドラマ賞を受賞。近年の主な出演作はドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』、映画『土竜の唄 香港狂騒曲』『銀魂』『マスカレード・ホテル』『ヲタクに恋は難しい』『地獄の花園』など。