10月10日は転倒予防の日です。高齢者が不慮の事故で亡くなる原因の中で最も多いのが転倒・転落で、3割近くを占めます。これは交通事故の死亡者数の3倍以上の数で、転倒は介護が必要になる原因の1つでもあります。今回相談に訪れた純子さんも、先日80歳になる母親が転倒し、転倒防止靴を探しているとのこと。話を聞いてみましょう。
・高齢者にとって転倒はどれだけ危険?
・介護靴の特徴
・スポーツメーカーのオススメ転倒防止靴
・靴探しはシューフィッターも活用して
・高齢者の靴選びにおいて大切なこと
つっかけが原因で転倒した母
先日、80歳になる母が自宅近くのスーパーに行った帰り、ちょっとした段差につまずき転倒してしまいました。要支援2の認定を受けている母はその日もシルバーカーを歩行補助として利用し、歩き慣れた道だからとサンダル履きで出かけたとのこと。幸い骨折などはせず、肘にすり傷とあざが残る程度でしたが、高齢者は転倒がきっかけで取り返しがつかなくなることもあると聞いていたので心配になりました。
親の介護をしている友人に話をしたところ、「高齢者向けの靴もたくさん出ているから、とりあえず1足プレゼントしてみたら?」と言われました。ただ、ネットで「介護靴」と検索しても惹かれるデザインのものがなく、購入を躊躇しています。母は昔からファッションにはこだわりが強く、介護用の靴を贈られてもいい気がしなさそうで。オススメの靴を教えてください。
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