担当してくれたカラーリストさんは、「白髪率が50%以下でもブリーチなしでいける方もいますよ。白髪率が低いと、“ブリーチして白髪と黒髪のコントラストをなくす工程はマスト”という前提で語られることが多いですが、実際はパーセンテージよりも、ご本人の白髪の生え方次第。人によっては天然のブリーチ状態になっている人もいますからね」とのこと。そんな人も少なくないらしく、またもや羨ましい!

 


ブリーチしたらケミカルな成分でツヤ出し奨励!


「ハイライトは根元を染めないので、毛根の健康は守れます。生えている髪は死んだ細胞なので、頭皮につかないものはケミカルなもので思いっきりツヤを出すのも悪くはないと思います。洗い流す時に付着するのを気にされる方もいらっしゃいますが。その代わり、シャンプーやスカルプケアは植物由来の質のいいものを」とのこと。


やってみたかった全頭ブリーチは「ちょっと待った」がかかりまして、「髪へのダメージがかなりありますからね。ハイカラーにすると低温ドライヤーではもう髪が乾きづらくなりますよ〜」と。ちなみに、ブリーチ後も、ドライヤーの温度はある程度高く設定し、ヒートプロテクト剤が入ったヘアケア剤を塗布するなどした上で、短時間でドライするのがオススメだそうです。

今回は、かなり軽めのブリーチ。“今後パーマができる状態”“ダメージ最小限を優先”にしてもらい、メラニンを抜きすぎないように。「カラーリストはpHとの戦いです(笑)。褪色のしかたを見ながら色を入れていった方がツヤが出ますから、最初から飛ばさない方がいいと思いますよ。褪色していくニュアンスをも楽しめるのが、脱白髪染めのいいところです!」と。

ブリーチをしてみて思ったこと……それは、毛流れに沿ってブリーチハイライトをいれていくので、乾かすだけですごく立体感が出る! 頭の形が生まれつききれいに見えるような! もしかして、もう3ヶ月に1回くらいやっていたパーマは不要になるかも? 

「白髪が増えるのは明るいカラーが好きな人には悪いことではない」「髪が伸びてきても、色が褪せてきても、ニュアンス風と捉えられる」と実感でき、来るべき「脱白髪染め」に備えて、ブリーチによる褪色やトリートメント、ツヤキープなど予習&実感していきたいなと思います♪
(ちょっと値段は高かったけど、いい経験に!)


画像・資料提供/ヘンケルジャパン
文/藤本容子

「白髪染め」から「#脱白髪染め」のブリーチオンカラーに変えると、色褪せの限界からも解放される⁉︎_img1
 

前回記事「「#脱白髪染め」のコツは「白髪と黒髪をつなぐ第3の色」をいれること【大人のブリーチオンカラー】」>>

 
  • 1
  • 2