片づけを行う時に“ときめくかどうか”の基準で残すモノを決める「こんまり®︎メソッド」を編み出し、片づけによって人生が変わることを伝え続けているこんまりこと近藤麻理恵さん。こんまり®︎流片づけのコツを伝授するWEBマガジン「片づけの学校」では、人生を上向きにする片づけ方法があらゆる角度から紹介されています。本連載【こんまり®流・片づけ術】ではその内容を抜粋してお届けしていますが、今回はこんまりさんが考える“収納の極意”をご紹介します。

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目次
・小物類の収納は体積の大きいモノから

・アクセサリー収納は見た目重視で

・メイク収納こそときめきが第一

・洗面台下の収納は「高さを生かす」

・表に出ないトイレ収納こそ見た目が命

 


小物類の収納は体積の大きいモノから


衣類やキッチン用品などはスムーズに収納できたとしても、何かと迷いがちなのが小物類ではないでしょうか。「小物」とひと言で言っても膨大なカテゴリーがあるので、これをあそこに、あれをこっちにしまって……と考えているだけで、頭が痛くなるという方もいるかもしれません。

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こんまりさんは、片づけで必要なステップは「ときめくモノを選ぶこと」と「モノの定位置を決めること」の2つだけ、と言っています。ときめくモノの選び方は、これまで何度かお伝えしてきたのでそちらを参考にしていただくとして、「モノの定位置を決める=収納場所を決める」には、どのように進めるのがベストなのでしょうか。こんまりさんは以下のように話しています。

ときめくモノを選ぶ段階でカテゴリーごとに分けるので、収納もそのカテゴリーごとにしまっていってください。その際、クローゼットなどの備えつけの収納スペースだけを使うつもりで、体積の大きいモノから順に収納していきます。そして空いたスペースに、こまごましたモノを収納していく。これが小物類の収納の鉄則です。

ベッド下の引き出しやテレビ台の下などは、備えつけの収納と考えて構いません。そうして収納家具に頼らずモノをしまうことで、床に置かれたクリアケースやカラーボックスを減らせたら、それだけでスッキリとした部屋が完成します。
 

アクセサリー収納は見た目重視で


先ほど「空いたスペースにこまごましたモノを収納していく」とご紹介しましたが、「そのこまごましたモノが大変なんです!」という方に向けて少し詳しくご紹介していきます。まずはアクセサリーの収納。

こんまりさんが最もオススメするのは、アクセサリーを美しく見せるディスプレイ収納です。使うのは、ドレッサーやチェストの引き出し、それがなければジュエリーボックスやバニティポーチなどの箱収納。開けた瞬間、アクセサリーがパッと目に入ってくる、ショップのショーケースのような収納が理想です。

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毎日身に着けるモノや季節の定番モノは、それだけ取り出して小皿やトレーに置いて、オープン収納にするのもオススメ。アクセサリー収納は見た目重視で、きらびやかな収納を作ってみてください。
 

メイク収納こそときめきが第一


こんまりさんは、メイク道具もアクセサリーと同様に見た目を重視した収納をオススメしています。基本的には、ドレッサーやチェストを使った引き出し収納か、メイク道具一式をメイクボックスやバニティポーチにまとめる箱型収納です。

メイク道具の収納は、「分かりやすさ」がポイント。アイテム数が多い方であれば、細かい仕切りがついたメイクボックス、または空き箱や収納ボックスを使います。マスカラやアイライナーなどの立てられるモノは極力立てて、アイシャドウやチークは普通に収納するか、フラットに並べてときめく見た目にしてみるか、そこは好みで選びます。

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