言葉の端々から滲み出ていた「仕事への喜び」

芸能人は「土足で踏み込んでいい」存在か?今泉佑唯さんの引退は、看過してはいけない「私たちの問題」_img0
 

舞台復帰時の今泉さんのインタビューには、出産から復帰することの覚悟や決意、さらにまた芸能の仕事ができることの喜びが滲んでいました。それを拝読するたび、なんて強い方なんだろう、と感銘を受けていました。復帰に至る過程では、ご本人も相当な迷いがあったといいます。

 

「またお仕事したいな、また舞台に立ちたいなという思いはあったんですけど、半分くらい諦めてはいました。まさか、また舞台で主演をやらせていただけるなんて思っていなかったので、人生は面白いなあと感じました。でも、本格的に復帰すると決まる前までは、無事に出産することを希望に毎日生きていました」
――2.5ジゲン!!:今泉佑唯「一度、心が折れた」 それでも立つ舞台で感じる「生きる喜び」 より

さらに、子育てとの仕事の両立についても語っています。


「復帰してから子どもが夜泣きするようになってしまったので、それは子どもに申し訳ないなって思っています。最近は夜泣き対策をして、ようやく6〜7時間まとめて寝てくれるようになりました。そのおかげで私の睡眠不足も少し解消されてきたのですが、最初はしんどかったです」
――VOCE web:【今泉佑唯】確かに疲れることも多いですが、子どもとは離れたくないなって思っちゃいます より

 

実際に舞台を拝見したわけではありませんが、ゲネプロなどの写真をニュースで拝見すると、凛とした佇まい、ハッとするほどの華やかさ、強い眼差しがとても印象的でした。

パートナーのスキャンダルから出産を経ての復帰。一度は絶望的だと思われた仕事に復帰されて、本当によかった、と思っていました。それが一転して、ブログで発表されたように、事実上の引退という結末になりました。