『嘘八百3』はこれまで以上にみなさんと作り上げた感がある
お互いが相手にきちんと自分の意見を伝えることができて、それを受け止められる度量があること――。人と人が信頼関係を結んでいくのに一番大切なことかもしれません。
今井:柔軟な脚本家の方も結構いらっしゃると思いますよ。でも言い換えるなら、そういう意見交換を素直に受け入れて切り替えられる“柔軟な人が生き残ってる”という感じはあるかもしれないです。
佐々木:普通は本当にこんなところまで役者と脚本家が直に話すことはありません。僕と今井さんも、今でこそこうやって直接話してますけど、最初はプロデューサー通して意見を伝えていましたし、そっちのほうが普通なんです。ホンマにここまで話さん(笑)。
今井:そうですね。『嘘八百』が2作目、3作目と続いたから築けた関係性ですからね。その間に『ミヤコが京都にやって来た!』でもご一緒しましたしね。この『嘘八百 なにわ夢の陣』は前の2作よりもさらに演者さんとつくり上げた感があって、今回は(中井)貴一さんもすごく時間をかけてくださって、一緒に脚本のアイデアを出してくださいましたね。
佐々木:僕と今井さんの打ち合わせ、と言おうか陶芸家の檀上先生と3人でただ飲み会してただけですけど(笑)。そして、僕と武正晴監督と、プロデューサー含めての打ち合わせですね。
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