オリエンタル占星術、西洋占星術、そして十干十二支(じっかんじゅうにし)を駆使して未来を占うオリエンタル占星術の占い師・水晶玉子先生。世界を揺るがす出来事が次々と起こった激動の2022年でしたが、水晶先生にはどのように映ったのでしょうか。毎年恒例の答え合わせ&振り返りで、この1年を総括してもらいます。残り1ヵ月で注意すべきことも教えてもらいました!

世界の意識を一変させる出来事自体が「虎」だった

イラスト/Shutterstock

水晶玉子先生のオリエンタル占星術では、2022年は「参宿(しんしゅく)」の年。参宿は【浄化と刷新】を象徴しており、【嵐の神の宿】とも言われているそうです。混乱と破壊の中から新しいものを生み出す――そんな意味合いを持った参宿の2022年は、まさに世界を揺るがす出来事が立て続けに起こった、激動の1年だったと言えるのではないでしょうか。

「2022年は参宿に加え、干支でいうと寅年です。【茂みから虎がガッ! と勢いよく飛び出す】、そんなイメージをお伝えしていましたが、ロシアのウクライナへ対する軍事侵攻は、一夜にして世界の空気を一変させました。日本国内でも有事への危機感が増し、SNS上では憲法改正や軍拡を望む人、それらを望まない人とで意見が大きく割れ、7月に行われた参院選でも外交・安全保障が大きな争点に。

不慮の死を遂げた安倍晋三前首相の痛ましい事件も国民に衝撃を与えたと同時に、これまで深く追求されてこなかった【政治と宗教の問題】に、社会全体が意識を向ける動きが生まれました。こうした大きな流れを振り返ると、“誰が虎か”ではなく、世界や社会の意識を一変させる出来事自体が【虎】だったのだと感じています」

 

社会や企業に対する常識・先入観が覆る年に

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各星座の終盤の角度は、その星座が司るものの【成熟と精算】を意味するのですが、2022〜23年は冥王星が社会や組織を司る山羊座の終盤に差し掛かっているため、国の形が変わったり、国際間の競争が激しくなるかもしれない――昨年の取材でそう語っていた水晶先生でした。さらに、そこから読み取っていたのが【社会の常識や働き方の総決算に入る】という動きです。

「2023年には、十数年ものあいだ山羊座に滞在していた冥王星が水瓶座に入ります。そのため、早くて2022年からも、社会のコンプライアンス、会社のあり方、働き方など、社会常識の大きな変化を感じられる出来事が起こりやすくなる、とお伝えしていました。次々と大手企業トップが逮捕された東京オリンピック・パラリンピックを巡る汚職事件は、その最たる例のひとつだと感じています。

権威ある組織は絶対的に正しく、大手企業・上場企業ならクリーンであるはずというイメージや先入観を覆すものであり、嘘やごまかしが一切きかない世の中になってきたのを感じた事件でした。この冥王星はしばらく山羊座と水瓶座を行き来したのち、2024年の11月頃には完全に水瓶座に移行しますから、これからも【社会の常識や働き方の総決算】的な動きは目に見える形で現れてくると思っています」

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当たりすぎてて正直怖い…
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