お口の健康を保てば認知症のリスクが下がる

脳の老化を止めたければお口をきれいに!「歯周病」が認知症リスクを高めていた_img0
写真:shutterstock

皆さん、歯医者さんにはどのくらいの頻度で通っていますか? 月1回、半年に1回といった感じで定期的に通い、口内の健康をこまめにチェックしている意識の高い人もいれば、虫歯になって痛み出したら行くという風に、治療目的でしか利用しない人もいるでしょう。

ただし、後者にあてはまる人は認識を改めたほうがいいかもしれません。実は、口内の健康をしっかり維持しておけば、アルツハイマー型認知症になるリスクが大きく下がるからです。そのメカニズムを詳しく説明しているのが、認知症の専門医として20万人以上の認知症患者を診てきた長谷川嘉哉さんの著書『認知症専門医が教える! 脳の老化を止めたければ 歯を守りなさい!』です。

 

ちなみに、本書では糖尿病、脳卒中、心筋梗塞、誤嚥性肺炎などアルツハイマー型認知症以外の病気も口内環境が影響する例として挙げられていますので、読めば読むほど口内の健康を保つ必要性を切実に感じるでしょう。

口内環境と病気にまつわるさまざまな情報が網羅された本書から、今回は歯周病とアルツハイマー型認知症との関係について書かれた部分を抜粋いたします!