近視も老眼も「仕方ない」とあきらめてはいけない!
今、デジタル化が急速に進む中、その利便性と引き換えに、私たちの目にかかる負担は否が応にも増大しています。
太古の昔、人類は「遠く」を見て暮らしていました。ところが文明が発達し、都市が形成されるにつれて、人々は「遠く」よりも「近く」を見ることが多くなりました。さらにテレビ、続いてパソコンの普及によって、従来はありえなかった光の刺激を大量に、しかも近距離から受けるようになりました。
その中で目の機能は、取り巻く環境の変化に順応しきれていません。特に電子機器の普及とデジタル化においては変化のスピードが速すぎて、目の進化が追いついていないと考えられるのです。なぜそういえるのかというと、電子機器の普及と昨今のデジタル化の進行と比例して、近視になる人が世界的に増加しているからです。
「近視なんて、単に遠くが見えづらいだけ」とあなどってはいけません。近視の人は、そうでない人に比べて「白内障」「緑内障」「網膜剝離」「近視性黄斑症」にかかるリスクが高くなることがわかっています。
つまり、近視は「遠くが見えないだけ」の不具合ではなく、将来的には失明につながる疾病を招きかねないという非常に恐ろしいものなのです。「近視は現代病だから仕方ない」と片付けられるものではありません。
また、年を重ねるにつれて目も老化していきますが、老眼は加齢によるものだから絶対に避けられない、というわけでもありません。これもまた、ほとんどの人に知られていない事実です。
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