日本でもトレーラー映像がリリースされていた、Netflixのドキュメンタリー作品『ハリー&メーガン』がいよいよ12月8日に配信スタート。言わずと知れた、英国王室のハリー王子と妻のメーガン妃のふたりが彼らの王室離脱の真実について語ったドキュメンタリーは、公開前から話題沸騰。二部構成で、ボリューム1が8日、ボリューム2が16日に配信予定となっています。

Netflixドキュメンタリー『ハリー&メーガン』配信中 ©︎Netflix

この記事が公開される頃には日本でも配信されているわけですが、トレーラー映像からしてすでに不穏な空気が。「卑劣なやり方だ」と王室のことを批判するハリー王子と、「誰も守ってくれないとわかった」と語るメーガン妃。そして彼らに厳しい眼差しを向けるウィリアム皇太子とキャサリン妃の画像が差し込まれ、明らかに長男ウィリアム夫妻と自分たちの対立を仄めかしたものに。

Netflixドキュメンタリー『ハリー&メーガン』予告

ここまで王室に宣戦布告するなんてすごいな〜と思っていたら、このトレーラー映像をリリースした日にちも、ウィリアム皇太子とキャサリン妃が米ボストンを訪問するイベントの日にぶつけていたのです。海外では、これはハリー王子とメーガン妃が、皇太子夫妻がアメリカで浴びるはずだった注目を自分たちに向けさせるためのもので完全な煽り行為だと報道。

 

たとえこの一方的な主張に基づいて制作されたドキュメンタリーを観たとて、どちらに正義があるのかは我々一般庶民にはわかるはずもないのですが。このトレーラー映像には、ハリー王子&メーガン妃には全く無関係なパパラッチ映像が意図的に使用されていることが指摘されています。

この映像は、ハリー王子の母親である故・ダイアナ元妃がマスコミに追い詰められていた過去や、ハリー王子とメーガン妃が結婚後に王室関係者によって自分たちのインチキな情報をメディアにリークされていたことを示唆するために使われているもの。しかし英『Daily Mail』紙によれば、これらは映画『ハリー・ポッター』のプレミアなどに集まったパパラッチたちなのだとか。

また、パパラッチが彼らの邸宅に不法侵入して撮られたかのように使われた画像は、公務の際にカメラマンが正式な許可を得て撮影したものだということも、関係者が指摘。

視聴率を稼ぐために予告映像をわざと扇情的に仕立てるなんて、言っちゃ悪いけど内容も眉唾物なんじゃ……と思われても仕方がないのでは。

それにしても、ロイヤルファミリーが暴露系ユーチューバーのようなことを始めるだなんて、これも時代なのでしょうか。

Netflixドキュメンタリー『ハリー&メーガン』配信中 ©︎Netflix

今のところ英国王室はこの件に関して沈黙を守っていますが、報道によればウィリアム皇太子はドキュメンタリーの内容に少しでも事実と違う箇所がある場合は遠慮なく戦う予定でいるそう。ハリー王子とメーガン妃が英国王室を敵に回してでも世界に公表したかった誰も知らない真実とは一体何なのか。気になりますね!

 


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