仕事納めや学校の休暇などで、大掃除に着手されている方も多いのではないでしょうか? 私も長男が寮から戻るということで、人手も増えますから張り切っております。でも、コスメまわりもスッキリしたいところ。使用期限切れ化粧品の処分ももちろんですが、お道具の手入れもしてしまいたいと思います。昔、某ヘアメイクさんから教えてもらった方法で、天然毛のメイクブラシの汚れ落としに重宝しているお助けコスメ(?ではないか)を紹介します。

 
使うのはこちらの液体「ベンジン」。ボトルがベコベコの年季が入ったベンジンしか家になかったので、借り物の画像ですみません。揮発性、可燃性ですので必ず屋外で使用してくださいね。高級ベンジン100ml/山田薬品


メイク落としで落とす方法もありますが、すすぎでブラシを水で濡らしたあとの乾かし方が難しいなと感じていました。たっぷりしたチークブラシなどは完全に乾燥するまで、季節によっては1日以上かかることもあって、「その間私は何でチークを塗ればいいの?」「清潔なブラシをいつも使うには最低2本必要ってこと?」と思っていたのです。

 

そんなある日、メイク撮影の合間の雑談でお仕事をご一緒したヘアメイクさんに何気なく聞いたところ、ベンジンで落としている、と。帰りに薬局で早速購入してからは、以来こちらを使っています。何がいいって、揮発性液体なので(燃えやすいので扱いは屋外で!)洗ったあとの乾きが早いんです。1時間くらいベランダに置いておけばもう乾いています。また、液体の比重が水より軽いからなのか、水洗いに比べて、ブラシに浸しても液体の重みで変なクセがつかない気がします。

超・強力な薬品なのであまり頻繁に使わないほうがいいとは思いますが、月1回くらいなら今のところそんなにブラシの傷みは感じていません。そもそも正絹のお着物やウール地の衣料の汚れ落としに使用する液体ですから、動物性繊維のケアには適した液体ですもんね。手順と言うほどでもないのですが、このようにやっています。

ガラス製の容器にブラシが浸るくらいの量を入れ(捨てるのが大変なので使用最低量だけ入れるのがポイント)、そこにブラシの穂先を入れてくるくるします。入れた瞬間汚れが溶け出して気持ちいい!
洗い上がり直後はこんな感じ。まだ湿っています。
ティッシュなどで拭いて、穂先に残った汚れ混じりのベンジンをオフします。
完了です。そうこうしてるうちに、もう半分くらい乾いてきました。そのまま屋外に寝かして、完全に乾かせば完了です。
残った汚れベンジンはティッシュに吸わせて、ブラシと一緒に風通しのいい屋外で乾かすことが多いです。揮発した気体は吸い込まないようにご注意を。揮発しきったら、念のため燃えやすいものの近くに置かないようにして、燃えるゴミで出してしまってください。今年の汚れは今年のうちに。良いお年を!


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